【カルチャーにいがたvol.125】新潟出版文化賞のこれまでとこれから――新潟出版文化賞 選考委員 大田朋子さん・若月忠信さん
県民が執筆した自費出版図書等を募集し、優れた作品を顕彰し広く紹介する『新潟出版文化賞』。
1999年から隔年で開催され、2025年が14回目となります。
初回から選考委員を務めるエッセイストの大田朋子さん、文芸評論家の若月忠信さんに、この文学賞についてお話をうかがいました。
大田朋子さん
おおたともこ/新潟の言葉と文化を専門とし、複数の著書を発表。福祉・医療系の専門学校では心理学を講じ、大学では新潟学の講座を担当。 方言が持つ心理的効果についての研究・ 調査、新潟の言語文化の継承に尽力。新潟出版文化賞選考委員
若月忠信さん
わかつきただのぶ/昭和12年生まれ、新潟市出身。高等学校教員30年、大学等非常勤講師・教員として20 年勤務。坂口安吾に関する複数の著作を手がけ、短歌、小説、詩など多様な文学分野における新潟の文化的遺産研究に取り組む。新潟出版文化賞選考委員
地域性・独自性を重視
26年間続く出版賞
__新潟出版文化賞について教えてください。
若月・新潟出版文化賞は新潟県の文化政策から生まれた、全国的に見ても非常に珍しい取り組みです。地域性と独自性をコンセプトに、県内在住者や居住経験者が執筆した自費出版の本に光を当てることをおもな目的としています。1999 年から的に見ても非常に珍しい取り組みです。地域性と独自性をコンセプトに、県内在住者や居住経験者が執筆した自費出版の本に光を当てることをおもな目的としています。1999 年から26年間続いています。
・・・(以下続く)
新潟の表現・出版文化を
支え続けるために
__第14回の選考会はいかがでしたか。
大田・70冊を超える応募を、文芸部門と記録誌部門それぞれ3名の選考委員で約1ヵ月かけて丁寧に読み進めました。視覚的にも精神的にも相当な負荷はありますが、その過程で質の高い作品との出会いが必ずありますから、苦労も報われますよね。プロの書き手もいれば、人生経験を積み重ねた方の初めての出版もある、その多様性がおもしろさの源泉です。
・・・(以下続く)
※受賞作品を含む『新潟出版文化賞』の応募作品は、一部を除き新潟県立図書館で貸出が行われています。市町村の図書館を通じての貸出もできますので、詳しくは最寄りの図書館へお問い合わせください。
続きは『カルチャーにいがたvol.125』で!
大田朋子さん・若月忠信さんのインタビュー全文、および『第14回新潟出版文化賞』受賞作品の詳細は、12月1日発行の『カルチャーにいがた』vol.125でお読みいただくことができます。
『カルチャーにいがた』は、新潟県内の文化・イベント情報が満載の文化情報誌です。
新潟県庁のほか、県内各地のホールや美術館などに設置され、無料で配布されています。
vol.125には『第14回新潟出版文化賞』のほかにも、12月から2026年3月上旬までに新潟県内で開催されるさまざまな公演や展覧会などの情報が掲載されています。
ぜひお手に取ってご覧ください。
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カルチャーにいがた ホームページ (https://n-story.jp/culture-niigata/)