夫と“家庭内別居”したのに余計なストレスが!失敗した妻がしたこと #3「言わなかったのが原因で…」
配偶者と別々の家で生活するのではなく、同じ屋根の下で暮らしているけれど関わりを極力避けて過ごすのが「家庭内別居」です。
同じ家にいるのなら完全な独立は難しく、またほかの家族の存在も無視できないのが、家庭内別居のデメリットにはあります。
自分のテリトリーを守りながら、配偶者からのストレスも上手に避けるにはどんな方法があるのか、失敗した妻たちが実践していたことをご紹介します。
「元夫とは二年ほど家庭内別居の期間がありましたが、その間不安だったのは子どものことでした。
子どもたちはふたりとも小さかったですが、家のなかで親が口をきかない状況なんてつらいはずだし、元夫と取り合いのようになるのも嫌でしたね。
家庭内別居を決めたのは元夫のモラハラが原因でしたが、在宅で仕事をする私が自室から出てこなくなったのを見て『いい身分だな』などと言ってくるのが本当に腹立たしかったです。
最初は子どもの予定など元夫に言うことは避けていましたが、あるとき子どもがお友達と約束しているのを忘れて元夫と遊びに行ってしまい、後でお友達の家に謝りに行くことがあって。
私が子どもに確認しなかったのと、元夫に言わなかったのが原因だと思いました。
それで、『子どもについてだけはきちんと情報を交換する』と文章を作って、元夫にLINEで送りました。
それまでも子どもがいるときは元夫もリビングに来るようにしていたのですが、それでは不十分で。
自分たちではなく子どもの話だけ、と気持ちを割り切って、園や学校の予定など元夫には伝えていましたね。
元夫からはLINEで『さっき公園で◯◯くんと会った』などの報告が来るようになって、それだけでも知っておくと安心だし、離婚まで何とか続けられたのは、自分もよくがんばったなと思っています。
家庭内別居でもどうしても子どもは巻き込まれてしまうので、ルールはしっかり決めるのがいいかもしれません」(30代/イラストレーター)
子どもがいる場合、家庭内別居は情報の共有をめぐってすれ違いが起こりやすく、それが子どもに悪影響を及ぼすのは避けたいもの。
配偶者との会話は嫌でも、子どもを守るためにルールを決めるのは、親の役目を果たすことともいえます。
子のための協力は、配偶者にもしっかりと意識してもらいたいですね。
(ハピママ*/弘田 香)