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北九州でカウンターを極める~『day to day』編~

キタキュースタイル

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北九州市には、ぜひとも行ってほしいこだわりのお店、個性的なお店がたくさんあります。

一緒に行く人がいない、となるとなかなか行くタイミングもむずかしいものですが、ひとりで行ってこそ、ゆっくりとその雰囲気を味わい、お店の良さを堪能することができるはずです。
“初めてのお店に一人で入る”というハードルを飛び越えてでも、「行ってよかった!」と思ってもらえるような、そんなお店をご紹介していきたいと思います。

【day to day】

最初の一歩

小倉北区の三萩野交差点からほど近い場所にある、『comichiかわらぐち』。長屋をリノベーションしたというこの場所は、50メートルほど続く小道に沿って10軒ほどお店が立ち並んでいます。その中の一つが、今回ご紹介する【day to day】です。

専用の駐車場はありませんが、北九州モノレール「香春口三萩野」駅から徒歩2分、「香春口」バス停から徒歩3分と、公共交通機関でも行きやすい場所にあります。【day to day】はモノレールの駅がある大通り側から入って二つ目の『2号室』。さっそくおじゃましてみましょう♪

ちょうどいい空間

2019年にオープンした【day to day】。店主のみさきさんは、以前は大手コーヒーチェーンで働いていたそうですが、忙しい店舗だったためなかなかお客さまとコミュニケーションを取る余裕がなく、「お客さまとゆっくり話せるお店をやりたい」と思ったことをきっかけに物件を探し始めたそう。地元・北九州で、一人でやれる規模感で、そして古い雰囲気が好き、という条件にピッタリだったこちらの『comichiかわらぐち』の空き情報を知ってすぐに問い合わせ、無事、理想の場所でのオープンとなりました。

コーヒーの香りが漂う店内は、シンプルですが木のぬくもりが優しく、落ち着いた雰囲気。実は2階もあり、テーブルとカウンター、計4名様まで利用することができます。

おひとり様やみさきさんとおしゃべりしたい方は1階、お友達や恋人とゆっくり話したい人は2階、とニーズに合わせて利用することができます。1階の席は壁に背を預け、ほっとひと息つくどころかなんだか脱力してリラックスできる、居心地のいい空間になっています。

コーヒーとおやつ、ときどき本

店内には、至るところに本が置いてあります。1階と2階、そして軒先にも。軒先の本は古本、1階の本は新刊で、購入することが可能。2階の本は自由に読むことができ、おいしいコーヒーやケーキをいただきながら、のんびりと読書を楽しむことも。

みさきさんは本を読むのが大好きとのことで、家に置ききれない本を持って来ているそうです。初めて出会う本に没頭するもよし、みさきさんと本の話をするもよし、お土産に本を買って帰るもよし。【day to day】には“本”という存在が自然と溶け込んでいます。

こだわりすぎないところがこだわり

メニューは“ドリンクとスイーツ”と、ごくごくシンプル。それはみさきさんの狙いでもあります。
お店のコンセプトは「日々に寄り添うような、ふらっと寄れる、肩ひじ張らないカフェ」。“日常の一部になれるような場所”を目指しているからこそ、イマドキの“映え”とかではなく、“ふつうにおいしいもの”を提供したい。

人気メニューでもあるチーズケーキは、小さいときにお母さんと一緒に家でつくったチーズケーキをイメージしてつくっているそうです。材料も特別なものではなく、ふつうのもの。ふだん食べておいしいと思えるもの、特別じゃないものというイメージで、おやつやドリンクをつくっている、とみさきさん。「こだわっていないところがこだわり」なんだそう。
“日々”に寄り添う【day to day】。店名もまさにそんな思いから名付けられました。

“お客さまに寄り添いたい”が形になったカフェ

【day to day】のお客さまは年齢層が幅広く、若い人だけでなく子ども連れや年配の方、そして女性一人で切り盛りしているため、女性のおひとり様も多いそうです。
おひとり様はみさきさんとおしゃべりするだけでなく、一人同士のお客さんが顔見知りになっておしゃべりするようになることも。

「いろんな人としゃべるのもそうだし、話してスッキリするような場所になれるよう心掛けている」とみさきさん。悩み相談ができる場所になったらいいな、という思いもあるそうです。「モヤモヤしていることがあるから話に行きたい」という人も大歓迎!平日だとのんびりする時間帯もあるそうなので、誰かと話したい!話を聞いてほしい!と思ったら、【day to day】に行ってみてはいかがでしょうか。そんな場所がある、というだけでも、なんだか心強いですよね。

もともとは教師を目指していたというみさきさんですが、その理由も、「教えるというよりは、悩んでいる子のそばにいれる存在になりたかったから」。お店を持てば違う形でそうなれるのかな、との思いもあったそうで、【day to day】はまさにそんな場所として、日々お客さまに寄り添っています。

あなたの日常の一つに、【day to day】を

オープンまもなく、カフェブームもあり、一時は行列ができるほどの人気だった【day to day】。まだ慣れていないタイミングであり、待たせていることも申し訳なく、なによりお客さまとゆっくり話すこともできず、「このままだと続けられないかも」、と思っていたタイミングでコロナ禍になり、結果的に自分のペースを取り戻すことができたんだそう。五年目となり、今はお客さまとの時間を大切に、誰もがほっとできる空間を提供しています。

「話を聞いてほしいな、と思ったらしゃべりに来てほしいし、行ってみようかなと思ったら気軽に寄ってほしい」と語ってくれたみさきさん。就職などで北九州に来たけれどまだ知り合いがいない、という人も多いそうで、来れば誰かしらと繋がれるので、そういう人にもぜひ来てほしい、とのことです!

あなたの日々に、そしてあなた自身に寄り添ってくれる【day to day】。一度行けばその居心地の良さに、いつの間にかあなたの日常の一つになる、そんなカフェです。

詳細情報

北九州市小倉北区香春口1丁目5−21

営業時間/13:00~18:00(不定期に夜営業もあり)

定休日/不定休

※臨時休業などの情報はInstagramをご確認ください

さいごに 初めてのお店に一人で入る、というのはなかなかハードルが高いですが、北九州市はそもそも人懐っこい人が多いので、店主さんもお客さんも距離が近く、おひとり様に向いている土地と言えます。もちろん、ひとりでゆったりとした時間を過ごすもよし、ひとりの楽しみ方は無限大!
これからも一人でも初めてでも行く価値のある、そんなお店をご紹介していきますので、お楽しみに!

協力:門司港ゲストハウスポルト

ゲストハウスPORTO(ポルト)門司港 | 福岡門司港のゲストハウスhttps://moji-porto.comPORTO(ポルト)はイタリア語で「港」ー 門司港は昔も今も「港」として日本中・世界中からたくさんの人や文化が交わり多様でありながら独自の文化をもっている。人生が船旅であるように、宿を訪れた人たちが船旅の中での疲れが癒され、次の場所に向かって進む元気が湧いてくるような陽気な宿でありたい。皆さんの船出を見届けていきます。

ゲストハウスPORTO(ポルト)門司港 1 User 2 Pockets

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