新潟県アウトドア協会、燕三条で展示商談会を初開催 地元を中心に20社が出展
「JAPAN OUTDOOR GEAR SUMMIT 2025」の様子
一般社団法人新潟県アウトドア協会は10月28日と29日、燕三条地場産業振興センター(新潟県三条市)で「JAPAN OUTDOOR GEAR SUMMIT 2025」を初開催した。アウトドア関連の販売店やバイヤーなどを対象とした展示会で、燕三条地域の企業を中心に県内20社が出展。製品の背景をPRするため「ものづくりの街」とも言われる同地域を巡るバスツアーや、出展企業との交流会なども実施した。
新潟県アウトドア協会は、2023年に県内のアウトドアメーカーを中心に立ち上がった組織。アウトドア関連の展示会は首都圏などで開催されることが多いが、燕三条地域にはスノーピークやキャプテンスタッグといったメーカーをはじめ、アウトドア関連の製品を手掛ける企業が数多く存在していることから、同地域での開催が決まった。
会場には燕三条地域の企業を中心に県内20社が出展し、会場の各社ブースにはグリルやアウトドア向けのカトラリーから、テントやキャンピングカーまで、様々な製品がずらりと並んだ。事前申し込みの時点で全国70社ほどが参加する予定で、来場者数は2日間で250人ほどを見込む。
キャプテンスタッグのブース
新越ワークスのブース
燕三条で開催することで地元の企業が出展しやすくなったことに加え、ものづくり体験コーナー(スプーン磨きとチタンストローの色付け)の設置や、燕市と三条市を巡るバスツアー、出展企業との交流会も開催することで、製品だけでなくその「背景」となる地域や職人の技術なども合わせて紹介し、ブランディングを目指す。
県アウトドア協会の紫竹陽介代表理事は「北海道から佐賀県まで全国から来場者が来るので、商品の裏側にあるストーリーを提案していく。燕三条で開催することで、商品がどんな土地で作られているのか、風土や食文化はどんなところなのか、というところまで伝えることができる。(燕三条の企業で)共同戦線を張って、一緒にPRしていきたい」と話した。
今回の開催で数億円規模の商談が結ばれることを目指しており、来年以降も開催していきたいという。
中にはキャンピングカーの展示も(写真は加藤モーターのブース)
スワロー工業のブース
「JAPAN OUTDOOR GEAR SUMMIT 2025」は2日間に渡って開催された
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新潟県アウトドア協会 webサイト
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