アットホームでおしゃれな洋風居酒屋。清澄白河『いちばん星』でこだわりランチを堪能
清澄白河というと、都心に近いのに自然も多いことから若い子育て世代に特に人気だ。最近ではカフェやパン屋も多くなり、おしゃれな街としても人気がある。 清澄白河駅から徒歩3分ほどの通り沿いに『いちばん星』はある。お店の前にはサーフボードが飾ってあったり、かわいらしいメニュー看板があったりと気取らずに入りやすい洋食屋だ。
厳選食材を使った料理は今日も大人気！
早速、店主の宮崎さんに話を聞くと『いちばん星』がなぜ人気なのかがわかる。食材をこだわり抜いているのだ。牡蠣フライは、岩手産の大粒の牡蠣を仕入れている(今後は提供が難しくなるかも……とのこと)し、ポークソテーの豚は国産豚を使用している。以前提供していた深川飯では愛知産のあさりを仕入れていた。
「お客さんに喜んでいただきたいんです。だから食材にはこだわっているし、何回も足を運んでいただきたいと思っています。お客さんの笑顔を見るのがうれしいです」と宮崎さん。宮崎さんは子どもの頃から料理人に囲まれて育った。親戚のほとんどが料理人だったそうで、物心ついたときから料理の手伝いをしていたという。
「最初は洋食だけではなく、チェーン店のお店で働いたり、和食や中華もやったりしてました。もう50年くらい料理人として働いています。このお店の敷地が丁度いい広さだったのと、子どもがまだ小さいということもあって地元でお店をやりたいという思いが強くありました」
料理人として腕を磨いてきた宮崎さんは、地元の清澄白河でお店を出すことにしたそうだ。
ランチメニューで人気！オムハヤシライスはボリューム満点
オムハヤシライス1300円は、濃厚なハヤシライスと卵を2個使ったフワフワのオムレツの組み合わせ。さらにポテトコロッケもトッピングされているという、たまらないメニュー。見た目も美しい。これは食欲をそそる。ポテトコロッケもさりげなくトッピングされているが、単体でも主役をはれるおいしさだ。『いちばん星』のポテトコロッケは、あっさりサクッとしていてこれならいくらでも食べられてしまう。
洋食ってそんなに毎日食べるものではないよな、味も濃いし。という印象をもっていたが「皆が好きになる丁度良い味になることを目指しています」と語る宮崎さんの言う通り。『いちばん星』で提供している洋食は、明日も明後日も食べたい！と思わせてくれる、飽きの来ない味なのだ。
ポークソテーは驚きの柔らかさ
つづいて特にサラリーマンに人気があるというのがポークソテー1200円だ。国産豚を日本酒で蒸し焼きにしているのだそう。とくに驚くのは肉の柔らかさ。一切れ口にいれた瞬間「あっ溶けたっ！」。それほど柔らかい。タレは甘く、ご飯は何杯でも進んでしまいそうだ。
「以前はカナダ産の三元豚を使っていたんですが、やはり国産の方が味がいいので、今は国産を使用しています」
オムハヤシライスとポークソテー。どちらも『いちばん星』の人気メニューだ。ランチで訪れたときに悩む。甲乙つけがたいのだ。がっつり食べたいならオムハヤシライス、柔らかくておいしい肉を堪能したいならポークソテー。その日の気分で決めてみよう。どちらを食べてもきっと満足できるだろう。
人気の秘密は料理だけではない！オーナー夫妻の温かさ
料理のおいしさに人気がある『いちばん星』だが、話をきくと宮崎夫妻の温かさも人気がある理由の一つだと分かる。
特に奥様は、話好きでお客さんの赤ちゃんを抱っこしたり、夜になると常連の方と和気あいあいと盛り上がったりするのだと、宮崎さんのご主人はうれしそうに語る。
そして夜は大人の社交場となり、ワインも楽しめる洋食居酒屋になるそうだ。店主の宮崎夫妻は切り盛りしておらず、娘さんが担当している。ただお客さんに呼ばれると、奥様も顔を出すそうだ。このあたりもアットホームで自由な雰囲気。
『いちばん星』のいちばんの魅力は、このアットホームな雰囲気なのだ。ちょっと敷居の高いレストランというより、お客さんを大切にしているお店。ランチタイムは忙しくて会話をするのが難しいので、ぜひ夜にも訪れて雰囲気を楽しんでみてほしい。
駅からも近く、地元ではない人もぜひ訪れてみてほしい。友人や恋人、家族でゆっくり料理を楽しむのもいいし、貸し切りで新年会・歓送迎会というのも楽しそうだ。
いちばん星（いちばんぼし）
住所：東京都江東区白河1-4-18／営業時間：11:30～14:00・17:00～22:00（土・日・祝は11:30～14:00・17:00～21:00）／定休日：月・第2、第4日(ただし夜は日も営業)／アクセス：地下鉄半蔵門線清澄白河駅から徒歩3分
取材・文・撮影＝アサノ カツヒト
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