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きのこを食べて自律神経を整えて、内側から頭痛をケアしよう!

文化放送

野村邦丸がパーソナリティを務めるラジオ番組『くにまる食堂』(文化放送・毎週月曜から木曜9時~13時)内で火曜日の11時半ごろから放送されている「ホクトpresents きのこで菌活~カモン健康!」。きのこを食べて体の内側から「健康」になる方法について、「日頃の生活の中で気になる健康」をテーマに、毎週、その道の専門家に話を聴く。

今週は、『諏訪中央病院』名誉院長の、鎌田實先生に「梅雨どきの頭痛をケアする方法」というテーマで話を伺った。

梅雨の時期に頭痛が起きやすい原因は、低気圧による自律神経の乱れ。自律神経は気温や気圧の影響を受けやすく、急激な変化には過剰に反応してしまうそう。そんな頭痛に悩まされる人に向けて頭痛を和らげる方法について聞いた。

野村邦丸「どういう状態になると頭痛が起きてしまうんですか?」

鎌田「頭痛もいろんなタイプがあるんですけど、この時期の頭痛は、偏頭痛に分類されるものが多いんです。脳全体が痛いというよりはどちらか片側だけが痛いという感じで、そういうのを偏頭痛と言うんですけども、脳の血管のバランスが悪くなって、血管が拡張して血行が良くなり過ぎるために、起きるというふうに言われてるんですね」

邦丸「じゃあ、その偏頭痛を和らげる方法ってあるんでしょうか?」

鎌田「冷やしたらいいのか、温めたらいいのかってよく僕が内科外来をやっていると聞かれるんですけど、片頭痛の場合は血管の拡張が頭痛を誘発しているので、冷やした方が良い。一方、緊張性頭痛、たとえば前かがみの姿勢とか、コンピューターの前に座ってる時間が長い人なんかが多いのが、緊張性頭痛。首とか肩の周辺の筋肉のコリを原因にして頭痛が起きてくる。この緊張性頭痛の場合は血流が悪くなっているので、温めてあげることで血流が良くなって改善する。ということで、頭痛でも冷やした方がいいやつと温めた方がいいやつがあるってことですね」

邦丸「2つあるんですね」

鎌田「そうなんですよ」

邦丸「このコーナーでは「食べて身体の内側から健康になる」これを掲げてるんですが、鎌田先生アドバイスはありますでしょうか?」

鎌田「自律神経の乱れがかなり関係しているので、自律神経を整えてあげることがすごく大事で、そうすると睡眠の質も高くなって頭痛のリスクは格段に下がっていくんですね。また、腸内環境を整えることがすごく大事で、きのこには植物繊維が豊富に含まれているので、きのこを食べることで、食物繊維が便のかさを増やして腸の老廃物の排出を促してくれます。食物繊維は善玉菌の餌となって善玉菌を育てたり増やしたり、腸内環境を整えてくれるので、上手にきのこを使うと料理のコクが出たりうまみが出たりするだけでなく、腸内環境が良くなることで、これから本格的な夏を迎えるときの大事な秘密兵器です。スープに入れたり、味噌汁に入れたり、ご飯と一緒に炊き込んだり、きのこって結構料理の使い方としてバリエーションが多いですから、上手に使うといいですよね」

邦丸「ちなみに鎌田先生のお宅でよく使うきのこってありますか?」

鎌田「僕は、野菜炒めだとかいろいろなものに使うんですけども、味噌汁の中には必ずきのこを入れるようにしてます。割合、カットしめじを使うことが多いですよ」

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