煮物だけじゃない。「ごぼう」の意外と知らない“おいしい食べかた”
毎日の食事に汁ものが欠かせないという方も多いのでは? いつもの味に飽きたときは、ごぼうと酒かすで作るスープはいかがですか。今回は管理栄養士の関口絢子さんに、材料3つで作る「ごぼうのポタージュ」を教えていただきます。
教えてくれたのは……管理栄養士・関口絢子さん
料理研究家・管理栄養士・インナービューティスペシャリスト。「健康な体と豊かな心を育む食卓」をテーマに、季節の体の変化や旬の食べ物にフォーカスした食の知恵をお届けします。YouTubeでも体に優しいレシピや知識を発信。
材料3つでスープが作れる
今回はおなかを温め、腸内環境を整える3つの材料(ごぼう・玉ねぎ・酒かす)だけで作る、腸活に最高のスープをご紹介します。
ごぼう
ごぼうは切った矢先から変色してきますが、変色する成分こそが野菜に含まれるポリフェノール、クロロゲン酸やタンニンなどです。水溶性の食物繊維もありますので、水にさらすとせっかくの栄養素が流れ出てしまいます。色が変わっても気にせずに使ってください。
「ごぼうのポタージュ」の材料
材料
・ごぼう……1本(150g)
・玉ねぎ……2分の1個
・酒かす……100g
・水……600cc
・塩……適宜
今回は熟成酒かすを使用していますが、ばらかすや板かすでも代用が可能です。硬いタイプの酒かすを使う場合は、レシピの3分の2程度の量に調節してください。
作り方
1.野菜を切ります。ごぼうは早く柔らかくするために、斜め切りで薄く刻みます。玉ねぎは、薄切りにします。
2.鍋にオリーブオイル(分量外)を適量入れ、玉ねぎ、ごぼうを入れて炒めます。玉ねぎがしんなりしてきたら、水を加えます。野菜が柔らかくなるまで煮ていきます。途中で水が足りないと思ったら、少し足してください。
※オリーブオイルや米油など好みの油をご用意ください。野菜は指でつぶれるぐらい柔らかくするのがポイントです。
3.野菜が柔らかくなってきたタイミングで、酒かすを加えます。酒かすを煮る間に、アルコールを飛ばします。
4.アルコールが飛んで野菜が柔らかくなってきたら、火を止めます。
5.ブレンダー(ミキサーやフードプロセッサーなどでもOK)でピューレにしていきます。
※スープが熱いので、ヤケドに気をつけてください。
6.なめらかなスープ状になったら、塩で味を調えます。
7.器に盛りつけて、できあがりです。
今回は、「ごぼうのポタージュ」をご紹介しました。ごぼうで作っていますが、かぼちゃやさつまいも、季節の野菜を使用するのもOK。ぜひ、作ってみてください。
ayako/ライター