「片付けが後回しになる人」の時間のつくり方【整理収納アドバイザーに学ぶ】
片付けのお悩みで圧倒的に多いのが、「仕事や家事で片付ける時間がない!」というもの。また、片付けられないことに罪悪感を感じてしまうことが、片付けられずに悩んでいる方のモヤモヤの根源となっています。そこで、少しでも罪悪感を感じないで済む、忙しい人ための片付けの時間の作り方のポイントを3つご紹介します。罪悪感を手放して、片付けの時間を確保したい方に、参考にして頂けると嬉しいです。
1.片付けの目的を明確にする
大前提として、どうして片付けたいのか、片付けないとどうなるのか、しっかりと整理して片付けの目的を明確にしましょう。なんとなくすっきりさせたい、といったような曖昧な目的だと、片付けて達成したい状態が不明確なので、いつまでたっても片付けの達成感を味わうことができません。
片付けられない罪悪感を拭うには、片付けられた達成感を味わうことが必須! そのためにも、片付けの目的を明確にしておくことが、とても重要です。片付けて部屋をどんな状態にしてどんな空間にしたいのか、そこでどんな時間を過ごしたいのか、どんな自分で在りたいのか、片付けの目的を明確にして、そのためにどんな行動を積み重ねていくのかしっかりと、アウトプットしていきましょう。
2.片付けの時間を予約する
片付けは家事の中でも優先順位がどうしても低くなり、後回しになってしまいがち。今は仕事が忙しいから繁忙期が落ち着いたら片付けよう……というように、これが終わったら片付けようという思考だと、いつまでたっても片付けに取り組めません。
片付けは後片付けというより、次のステップへの準備と捉えて、片付けの時間を予約して、スケジュールに入れましょう。片付けの時間を予約することで、そこに向けて意識が向き、実際に片付ける行動にうつせるようになります。美容院をやマッサージの予約をして、体のメンテナンスDAYをもうけるように、おうちのメンテナンスDAYを予約しましょう。
3.やらなくていいことを決める
現状片付けに取り組めていない状態で、無理やり片付けの時間を確保することが、なかなか厳しくてスケジュール的にも無理がある……ということであれば、片付けの優先順位を上げる必要があります。そのためには、やらなくてよいことを決めることが必要です。
家の状態にもよりますが、家のモノと向き合い整理するには、ある程度まとまった時間が必要です。日常的に当たり前に行っている家事を、片付けに取り組む間は手放してみる、または思い切って手を抜いてみるなど、やらなくてもよいことを決めましょう。片付けの優先順位を上げて、やらなくてよいことをやらないかわりに、しっかりと片付けてこれからの暮らしの土台をつくるための時間を確保しましょう。
忙しい人ための片付けの時間の作り方をご紹介しました。片付けられない罪悪感を手放して、片付けの時間を確保するためには、片付けの達成感を感じることが重要です。ご紹介した片付けの時間の作り方3つのポイントを実践して、是非片付けに取り組んでみてください。
Kazuko/整理収納アドバイザー 整理収納教育士