大人の夢が詰まった2千台のミニカー 吉村俊雄さんの“車愛”(八千代市在住)
吉村俊雄さんがミニカーのコレクションを始めたのは、ふらっと立ち寄ったカー用品店で、往年の名車「フェラーリ312T4」の1/18モデルに出会ったことがきっかけでした。
危険と紙一重のカーレースに引かれて
その数約2千台。
「こつこつ集めて30年、コレクションというにはまだまだですが、1台1台それぞれにドラマがあります」と吉村さん。
ミニカー=子ども向けのおもちゃと思いがちですが「大人になっても変わらない憧れと言いますか、根は子どものままかもしれません」と話します。
小学生の頃はスーパーカー消しゴムを夢中で集め、中2でモータースポーツの魅力に取りつかれた生粋の車好き。
テレビや映画、書籍から車雑誌のバックナンバーまで読みあさり、その知見は生まれる前にまで及びます。
「モータースポーツは『人の運転』と『車の設計』のかけ算。危険と紙一重で究極のスピードを求めるスリルが魅力です」雑誌や本でしか知らない過去のレースが、ミニカーが手元にあることでリアルになるのが醍醐味。
友人とミニカー片手に当時にタイムスリップして、語り合うのが至福だそうです。
昔のレースを語り合うミニカーカフェを
吉村さんの夢は、ミニカーカフェを開くこと。
「あの頃熱くなったレースに思いをはせて、ノスタルジーに浸る時間を楽しんでもらえたら。あまたのレーシングドラマを多くの人たちと共有できたら最高かな」と語ってくれました。
Instagram/@tonytony52