「イワシ泳がせてドラグがジー!」3.2kg良型ヒラメ浮上【千葉・忍丸】大型狙い撃ち可能なタックルとは
活きイワシをエサにした泳がせヒラメ釣りに飯岡港から出船。忍丸さんの気さくな船長と優しい中乗りさんに助けられて、船内ボウズ無しとなった満足釣行をレポートする。
泳がせヒラメ釣りへ
千葉県飯岡エリアでは4、5月のヒラメ禁漁期を経て、6月からスタートした。日によりアップダウンはあるものの、好調なヒラメ船へ8月末に出掛けた。
タックル
・ロッド:alphatackle【SHIBUKI F221】
・リール:tailwalk【ELAN SW DENDO100 DH-R】
・ライン:PEライン1.5号
当日私が選んだタックルは、リールがtailwalkが新たに投入した電動リールの【ELAN SW DENDO100DH-R】。このクラスでは最軽量の電動小型リールだ。同リールにPE1.5号を巻く。
合わせるロッドは、しなやかな曲がりを見せるが、大判ヒラメが現れても竿がのされる事なくやり取りができる、alphatackle【SHIBUKI F221】を選択した。
忍丸で出船
お世話になった忍丸さんは、飯岡漁港協同組合の近くから出船している。出船時間に余裕を持ち早めに着いたが、釣り人は続々と集合してきた。
電話予約の際に、まるで新幹線や飛行機のように釣座は決めて頂くので、当日席順のトラブルは皆無でスムーズに乗船となる。船長と女将さんが到着し、乗船名簿を記入、代金を支払うと、女将さんが暑いからと熱中症防止飴を渡してくれた。さりげない優しさが嬉しい。
中乗りさん同船で安心
隣人の方にご挨拶をし、準備を済ませると、本日は船長の弟さんが中乗りをしてくれているので、フォロー頂けて有り難い。4時過ぎ出に船が出船すると、30分もかからずに到着。エンジンスローとなると釣り人がソワソワしだしている。
イワシを針に掛ける
中乗りさんから、釣り人に活きエサである10cmくらいのマイワシが配られる。活マイワシはウロコが剥がれやすいので、そっと桶やザルで掬い、目を覆うようにすると大人しくなる。親針は鼻掛けに。
そこまで根がきつい場所ではないので、孫針はお腹に掛けた。根が激しい場所では、背掛けの方が良い場面もあるかも知れないが、兎に角あたりを逃さず取り入れる事を重視し、腹掛けとした。
当日の基本の釣り方
イワシ泳がせでのヒラメ釣りの最重要ポイントは、エサをいかに元気な状態でヒラメに届けるか。私の場合は、予めエサ付けをせずに、マイワシを付けるのは投入の合図があってからすぐ付ける事が多い。その方が元気に泳いで行くのだ。
基本の釣り方
海底へ仕掛けを落とし、底をトントンとオモリで叩く。海底の起伏があるので、竿は置きっぱなしにせずに、マメに底立ちをとる点が肝。ヒラメへの誘い/アピールにもなる。
早々にアタリ到来!
オモリをトントンしながら、チャンスを待つ。すると、早々に良い反応が!ブルブルが激しくなり、合わせのタイミングを見計らい、竿先を注視しているとグッと引き込みが見られ、しっかりと合わせが決まった!SHIBUKI F221がしなやかに曲がりを見せ本命ヒラメが取り込まれる!
1kg級ヒラメが浮上
1kgちょいの満足サイズ。早速釣れたので、その後のアタリも確実に捉える事が出来、追加していく。中にはソゲサイズも含まれるが、順調に竿を曲げてくことに満足していたが、やはり型物を見たい。
棚を上げて3kg超えヒラメ!
あまり底べったりだとソゲサイズも拾ってしまうと考え、心持ち棚を上げてみた。すると、これが功を奏した。
3kg級ヒラメが浮上
流し替えた後半のポイントで、竿が引き込まれたが、巻いていると先程とは違う。ジージーとドラグが出た!狙った型物への期待をしつつ慎重にやり取り。3.28kgの良型だ。良型含め、数も釣れて大満足な釣行となった。
釣ったヒラメは美味しく調理
釣り上げたヒラメは刺身でその上品な甘みを堪能し、軽く炙って香ばしさを加えた一皿や、揚げ出し風に仕立てて熱々のあんを絡めた料理でも楽しんだ。
さらに、サラダ仕立てにして彩り豊かに仕上げるなど、さまざまなアレンジで食卓を飾り、釣って良し・食べて良しのヒラメの魅力を存分に味わうことができた。
秋はヒラメの数釣りが期待されるシーズンなので好期待だ。3kg超えのヒラメをキャッチすることができたロッドとリールを最後に紹介しよう。
alphatackle【SHIBUKI F221】
【SHIBUKI】は、アルファタックルが開発した新素材『MPG(マグナムパワーグラス)』をブランクスに100%使用した、オールラウンド沖釣りロッド。
軽くて高い操作性を持つのに、最高レベルの引っ張り強度ゆえよく曲がるのが特徴。大げさではなく、【SHIBUKI】が1本あれば全国エリアの沖のライトゲームを楽しむことができる。
泳がせヒラメ釣りとの相性は?
海底の状況と、活きエサのイワシの泳ぎを感じ取ることが必須の泳がせヒラメ釣り。今回使用した「F221」は、シリーズの中で最も高い操作性を持つモデルで、海底を小突く釣りには最適。
狙ったレンジを外すことなく、イワシをしっかり泳がせることが可能になる。さらに、パワーモデルゆえ、大型ヒラメがかかっても安心のやり取りが可能だ。
tailwalk【ELAN SW DENDO100 DH-R】
【ELAN SW DENDO100】の最大の特徴は、「電動リールなのに軽い」点だ。さらに、小型なのにPEライン1.0号を300m巻けるスプールを持つため、エサ釣り・ルアー釣り問わず幅広い釣り物で活躍できる。
泳がせヒラメ釣りとの相性は?
ヒラメ釣りは、底取りの頻度で釣果に大きな差が生まれる。「手持ち」か「置き竿」かの違いと言い換えると分かりやすいかもしれない。多くの場合、手持ちで頻繁に底取りを行う方が釣果が伸びる。
電動リールなのに軽量な【ELAN SW DENDO100】の特性がここで最も活きてくる。また、電動リールなのにワンタッチでスプール交換が可能なため、状況変化に応じて釣り場でラインセッティングを変更することができる点も、ヒラメ釣りとの相性を高めているポイントだ。
<二上あや/alphatackleフィールドスタッフ>