<きょうだい差別>旦那が2人の娘より末っ子の息子ばかり溺愛し贔屓します。やめてもらうには?
子どもが複数いる家庭では、なるべく公平に愛情を注いであげたいですよね。でも、もし旦那さんが特定の子どもばかりを可愛がっているとしたら? 他の子どもがかわいそうで、いたたまれない気持ちになるのも無理はありません。ママスタコミュニティにも、こんな悩みが寄せられました。
『11歳と7歳の娘、2歳の息子がいます。旦那は末っ子の息子ばかりを溺愛し、娘たちにはまるで関心がありません。今までやらなかったご飯の世話やお風呂、娘のときは本気で嫌がっていたオムツ交換まで息子には積極的。おもちゃも次々と買い与え、家族でのお出かけも鉄道のアミューズメントパークや恐竜イベントなど、息子の好みにばかり合わせています。娘にも同じように接してほしいと伝えても「娘は大人になったら名前が変わって、結婚相手の姓になるから」と取り合わず、息子ばかりを可愛がります。どうしたらいいでしょうか?』
投稿者さんの旦那さんは、上の娘たちには目もくれず、末っ子の息子ばかりを溺愛しているようですね。今は男女平等が重視される時代ですが、旦那さんはどこか昭和的な家父長制の価値観を引きずっているのかもしれません。投稿者さんにとっては、娘ふたりのときには子育てにまったく協力的でなかった旦那さんが、息子が生まれた途端に急に子煩悩になったことも不満の要因になっているようです。親としては公平に愛情を注いでほしいもの。こうした悩みに対して、ママスタコミュニティのママたちはどのようなアドバイスを寄せてくれたのでしょうか。
贔屓は教育に悪い!
『息子さん、将来すごく偏った大人になりそうで心配になるわ。お姉さんたちより自分が優先されて当たり前。行きたいとこは僕の行きたいトコ。お父さんは僕のコトだけ好き。勘違いヤローの男尊女卑的な考えにならないと良いね』
『いや、教育に悪いでしょ。どう考えてもワガママに育つよ』
『甘やかされた子が歪むって、よくあるよね』
『好きな息子をマトモな人間に育てたかったら、差別するところを目の前で見せるのはヤバいよって話をしたらどうだろう。増長してワガママなろくでなしになってから気づいては息子さんが可哀想だよ』
息子さんの人格形成に悪影響を及ぼすことを懸念する声が多く寄せられました。溺愛の結果、息子さんがわがままになったり、男尊女卑的な価値観を持ってしまったりする恐れがあると話すママたち。投稿者さんだけでなく、旦那さん自身もそのような未来は望んでいないはずですよね。
男尊女卑はいずれしっぺ返しがくる?
『全く同じパターンを知ってるけど、最後その家庭は末の子が引きこもりになった。長女は結婚して絶縁宣言、次女は海外に行ったっきり。まぁ育てたように子は育つ。旦那さんにはいずれしっぺ返しが来るだろうね。なに言っても聞かないと思うよ』
『旦那さん本人が気が付かない限り、分け隔てなくってのは無理だと思う。言っても聞かないだろうし。旦那さんが年老いたとき、どんな子育てをしてきたか分かるよ。子どもは、育てたように育つから。そのとき、自分の間違いに気が付いても遅いんだけどね』
いくら指摘しても旦那さんは変わらないという声も寄せられました。公平な愛情がなければ、将来的に家族の絆が壊れてしまう可能性も。11歳と7歳の娘さんたちはすでに父親の態度の違いを理解しているでしょう。父親に対する信頼を失ってしまうのも時間の問題かもしれませんよね。
母親が娘さんたちの愛情を補うしかない
『母親である投稿者さんがその分愛してあげたら?』
『投稿者さんが分け隔てなく愛情注いでたらそれでいいと思う。性別関係なく、末っ子溺愛してる家庭なんていっぱいあると思うし』
『人の心は変えられないからね。差別されてる分、投稿者さんが娘さんをフォローして可愛がってあげたらいいと思うよ』
さらに娘さんたちへの愛情は投稿者さんが補ってあげるしかないという意見も寄せられました。娘たちはまだまだ親に甘えたい年頃。旦那さんが息子と出かけている間など、息子のいない時間を活用して意識的に娘たちとの時間を持つようにしたいですよね。そしてたっぷり愛情を注いであげるといいのではないでしょうか。その際に大切なのは「ママは誰に対しても公平に愛情を注いでくれている」という子どもたちの安心感。きょうだいそれぞれが、ちゃんと自分も大切にされていると感じられることが、家庭の安定には欠かせません。
旦那さんは今まで「女3人の中に男が1人」疎外感があったのかも?
『今までは女3人と男1人のような疎外感があったんじゃない? 最初が男で下はスルーだと投稿者さんは大変だけど、今は上の子達に手がかからない分、下の子の世話に時間が割けるから、率先してるのが余計にムッとなるのは分かる。息子さんが自我が出て違った意味で手がかかるようになってからも父親として向き合えるか様子をみたら?』
一方、旦那さんを擁護する意見もありました。男の子がいないなか、旦那さん自身が孤立感を感じていた可能性もあり、同性である息子さんの誕生を心からを喜んでいるのかもしれません。もしかすると投稿者さんのなかにも、娘さんたちのときに協力的でなかった旦那さんへの怒りや、「自分も息子を溺愛したいのに父親が先回りして奪ってしまう」といった悔しさもあるのかもしれません。これは子育ての問題であると同時に、夫婦間の信頼関係の問題でもあるように思えます。
旦那の真意を聞いて、子どもが小さいうちに改善を!
3人の子育てに追われる毎日ではありますが、一度、夫婦でじっくり話し合う時間を設けることが大切なのではないでしょうか。祖父母や一時保育を頼ってでも時間を確保し、贔屓の問題にとどまらず、これまで感じてきた子育ての協力への不満を正直に伝えることも大事ですよね。きょうだいの問題と一括りにしてしまいがちですが、3人のお子さんとママとパパの5人家族の関係性はいくつもあります。まずは夫婦間のわだかまりをなくすことから始めたいですよね。旦那さんも、悪気があってやっているわけではなく、どこかで思い違いをしているだけかもしれません。夫婦で本音で向き合い、「子どもたちにとってベストな親子関係とは何か」を話し合うことが、解決への第一歩になるはずです。