泉区・萩丸地区 「地域カフェ」を交流の場に サ高住が定期開催へ
泉区・萩丸地区のサービス付き高齢者向け住宅「ヴィラ立場はぎまる」(中田西1の20の3/運営・(株)エイジサービス)でこのほど、地域カフェ「喫茶ヴィラ」がオープンした。2週間に1度のペースで続ける予定で、担当者は「地域コミュニティの場になり、それがひいては介護予防にもつながれば」と話す。
喫茶ヴィラでは手作りの焼き菓子やケーキとコーヒーのセットを300円で提供。施設統括本部長の山岸敬子さん=今号中面・人物風土記で紹介=は「地域に開かれた場所にできたら、この施設に住む人にも周辺の人にとってもよいのでは」とし、広く利用を呼びかけている。
初回の開催となった10月3日には30人ほどが来店。訪れた人はチョコケーキとチーズケーキから好きな方を選び、思い思いにひと時を過ごしていた。
カフェの運営に携わる末吉志乃さんは「コーヒーもこだわってます。美味しいと喜んでもらえたら」と笑顔を見せる。
見守りも兼ねて
同所は今年2月にオープンしたばかりの施設。グループホームの施設長も経験してきた山岸さんは「介護保険のサービスを利用したらもっと暮らしやすいだろうなという人がいる。でもそもそも、そういうサービスの存在を知らないことが多い」と指摘。そのため、カフェは日常の困りごとの相談場所にとの思いも背景にあるという。
また同所があるエリアの下村町内会は地域ケアプラザ(CP)の管轄地域の境界に位置し、半分が下和泉地域CP、もう半分が踊場地域CPの担当という。山岸さんは「ケアプラまで遠いという人もいるので、この地域におけるケアプラのような役割を担えたら」と思いを語る。
隔週木曜の午後に
実際に民生委員とも協力し、町内会の体操教室の会場としてもスペースを提供している。今後は子どもたちも含めた地域コミュニティの場にしたいという。
カフェは隔週木曜の午後1時30分〜3時30分。次回は10月17日(木)。