佐久間大介、『かぐや様は告らせたい』『【推しの子】』の赤坂アカの独特な漫画製作に驚き!佐久間「俯瞰で見れてるんだ全てが」
9月28日(土)、Snow Manの佐久間大介がパーソナリティを務めるラジオ番組『Snow Man佐久間大介の待って、無理、しんどい、、』(文化放送・毎週土曜日20時~)が放送。
漫画家の赤坂アカがゲストに登場し、漫画家としての仕事と原作者としての仕事の違いについて赤坂が語ってくれた。
–赤坂「漫画家の赤坂アカと絵描きの赤坂アカがまた存在する」-
赤坂アカは2011年から漫画家としてデビュー。その後2015年よりミラクルジャンプにて『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』の連載を開始。2016年に週刊ヤングジャンプへ掲載の場を映し、2020年に赤坂と横槍メンゴがタッグを組み、『【推しの子】』の連載を開始し、大きな話題となった。佐久間とは赤坂アカ、横槍メンゴの3人での鼎談が行われるなど、親交があるという。
そんな赤坂に一問一答のコーナーで「漫画家としての仕事と原作者としての仕事で大きく異なる部分といえば?」という質問が投げかけられ、赤坂がその質問に答えた。
佐久間「漫画家としての仕事と原作者としての仕事で大きく異なる部分といえば?について、それぞれの絵師さんというか…」
赤坂アカ「そうですね。絵師のエミュレート」
佐久間「エミュレートってなんですか?シミュレートみたいなことですか?」
赤坂「まぁそうですね。再現じゃないですけど、自分の中で走らせるというか。OSぶち込んで起動して」
佐久間「急にパソコン」
赤坂「「横槍メンゴダヨ」って」
佐久間「(笑)横槍メンゴ先生ダウンロードして」
赤坂「ダウンロードして、横槍メンゴこういう漫画描く?っていう感じで。へぇ。そういう風に描くんだ。じゃあここのコマどうするの?「ココハ、キラキラサセマス」ああ、そうなんだ~みたいな」
佐久間「それ、全部自分の中でやってるんですよね?」
赤坂「自分の中です。自分の中です」
佐久間「へ~。そのパターンなんだ」
赤坂「なんか僕の場合も漫画家の赤坂アカと絵描きの赤坂アカがまた存在するわけなんですよ。で、いつもあいつ描けねぇんすよね。これ描いてって言っても、「無理無理無理無理!」っていってるんですよ」
佐久間「すげえ自分のことを他人のように言ってるこの人(笑)」
赤坂「はぁ!?って」
佐久間「(笑)」
赤坂「描けねぇじゃねぇ!描け!それに対して「無理無理無理無理無理無理」。って赤坂AIも言ってて、じゃあ、しょうがないな。描けるお話にしてあげるよ。「アリガトウ」っていって。 そういうことをしてたんで、僕は自分の限界に対して、お話を合わせるということをしたんですよね」
佐久間「へぇ~そうなんだ」
赤坂「今度は、メンゴAIの方が、これ描けますかね?「……描ケルヨ」って。やったー!描けるよ来た!」
佐久間「(笑)そこなんだ。やっぱり」
赤坂「描けるんだメンゴ先生!ありがとうございます!っていって、そこに合わせてお話を作れるわけなんですよ。赤坂AIはちょっとポンコツだったので、描けないってずっと言ってたんですけど、メンゴAIは描けるのか!って」
佐久間「すごいな。自分には描けないものを描ける人に理想を描いてもらうみたいな」
赤坂「そうそう。押し付けてるし、まぁ逆にメンゴ先生がもちろん描けない部分もあるわけですよね。「コレチョットヤリタクナイ」わかった。じゃあこれやめとこうね。って下げて、それで、新しいのをこれならどう?って提示して、「コレ好キ、コレ好キ」よしよしよしよし。じゃあこういう感じでいこうねみたいな感じの風にお話を作っていく。自分の中でですけど、これ全部。実際聞いたら「描けるわ」っていうかもしれないですけど」
佐久間「言いそう。メンゴ先生。そういうの自分で分析して、自分的にこうなるだろうなを予想して描いてるってことなんですね」
赤坂「そうそう。画面とかの仕上がりも大体想像つきますし」
佐久間「すごい。俯瞰で見れてるんだ全てが」
赤坂「本当に赤坂ロボがもうほんとポンコツで」
佐久間「いやいやいやいや。そんなポンコツだっていってる人がかぐや様みたいな作品描けないですよ。めちゃめちゃかわいい子とかかっこいい子とか書くじゃないですか?ちゃんと」
赤坂「お話を書く僕がちゃんとお話を作ってたっていうことなのかもしれないです」
佐久間「でも、やっぱメンゴ先生の絵もすごい素敵ですよね。大好き」
赤坂「いやそうなんだよ。僕がスカウトしたんで、メンゴ先生の絵に惚れて」
佐久間「ああ、そうなんですね」
赤坂「みんなに一回見てほしい絵があるんですよ」
佐久間「それは画集的なことですか?」
赤坂「画集もそうですし、メンゴ先生の正面向いてる絵って、わりと目がキラキラしてることが多いんですけど」
佐久間「うんうん。わかります」
赤坂「マジで宇宙があるんですよ」
佐久間「はいはいはいはいはい!なるほどね!」
赤坂「あ、これは唯一のものだって。この人が描くアイドルって、どんなんだろう?で、描けるだろうなという僕の中のメンゴAIに描ける?って聞いたら、「描ケルヨ」と。描けるな!ってじゃあ、お願いします。と本物の方にも声かけて、メンゴ先生にこれ描いてもらいたいんですよっていったら、「描けるよ」って言ったから、描ける!よっしゃ!って」
佐久間「僕はメンゴ先生が描く表情とか髪の動きとか、すごく好きで」
赤坂「いやわかるわかる」
佐久間「何なんですかね?あの柔らかさ。独特の柔らかさですよね」
赤坂「そうだね。僕も髪フェチなんで、そこら辺ちょっとそそられているところがあります。そそられるとか言わない方がいいかな(笑)」
その他にも、『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』についての話や赤坂のバイブル的作品の話など、様々なトークが繰り広げられた。そちらについては是非タイムフリーで。