発酵文化を知る体験会 坂口記念館で塩こうじ作り
上越地域の発酵文化を知ってもらおうと、頸城区の坂口記念館で28日(火)に塩こうじ作りの体験会が開かれました。
体験会は上越地域の発酵文化や伝統食に触れてもらおうと、有田地区公民館が開きました。参加したのは有田地区に住む6人です。
参加者は初めに頸城区にある坂口記念館を訪れ、笠原昇治館長から応用微生物学の世界的権威坂口謹一郎の業績などについて説明を受けました。
笠原昇治館長
「特に珍しいのは、坂口謹一郎が考案したフラスコ。普通は丸いが、肩がある。よく撹拌でき、飛び上がらない。『坂口フラスコ』と有名」
続いて塩こうじ作りを体験しました。塩こうじの材料は、米こうじと塩、水の3つです。参加者はそれぞれの材料を分量どおりに測ったあと、袋に入れて混ぜていきました。
塩こうじ作りを教えたスタッフは「きょうの味と1~2週間後の味は全然違う。塩がなじんで甘みが出る」と説明しました。
このあとは常温か冷蔵庫の野菜室に置き、1日1回かき混ぜます。1週間から2週間ほど経てば塩こうじの完成です。
この日は、事前に坂口記念館が用意した塩こうじを試食しました。
参加者
「作り方は簡単だった。肉や魚に塗って味をまろやかにしたい。(完成)楽しみ」
「(坂口謹一郎)あまり知られていない気がする。いろいろなことを教えてもらえてよかった」
公民館では7月に塩こうじを使った料理教室を開く予定です。