飼育動物や図鑑も性教育の機会になる?子供の興味と性教育を結びつける方法とは!?【12歳までに知っておきたい男の子のためのおうちでできる性教育】
飼育動物や図鑑も性教育の機会に
保育園や幼稚園などで、昆虫や動物を飼育したり、おうちでペットを飼ったりすることもあるかと思います。また、アニメやおもちゃなどから恐竜、生き物などを好きになり、図鑑、絵本、教育番組などに興味をもっているかもしれません。
そのなかで、生命の営みとして交尾や出産シーンなどの写真や映像、説明する文章を見たりすることもあります。子どもから「あれは、何をしているの?」と聞かれるかもしれません。
いきなりの質問で焦り、ごまかして答えるのは避けたいところ。はずかしがらずに、どういう行動なのかを説明しましょう。「動物には、オスとメスがいて、交尾をすると赤ちゃんのもとができるんだよ。メスのおなかのなかで育てて、卵で生まれたり、成長した形で生まれたりするんだよ。人間は、どうだろうね?卵?赤ちゃんの形で生まれてくる?」などと、興味のある楽しい話として続けてみましょう。
生き物によっては、オスとメスで姿が違う場合もあるので「オスとメスで見た目が違うけど、人間も男の子と女の子で違うところってある?」と自分の体について話をしてみるのもよいでしょう。
出産シーンでは「動物の赤ちゃんが生まれてきたね。あなたも無事に生まれてきてくれて、うれしかったんだよ」と、子どもが生まれてきたときの話や赤ちゃんのときの写真を見せたりしてもよいでしょう。
恐竜や昆虫に興味をもちやすい男の子には、仕組みのひとつとしての交尾は説明がしやすいかもしれません。その交尾と性行為の意味がいずれ結びつくこともあると思います。
【出典】『12歳までに知っておきたい男の子のためのおうちでできる性教育』著: 高橋幸子