相模向陽館高校 「まもってトート」を贈呈 ひばりが丘地区で活用
相模向陽館高校の生徒会が10月2日、座間安全安心まちづくり推進協議会に反射板付きバッグ「まもってトート」50個を贈呈した。
これは、10月11日から20日までの「安全・安心まちづくり旬間」にちなむもの。現在、同校近くのひばりが丘交番は、建て替え工事により一時閉鎖しており、防犯力の低下を抑えようと座間警察署が同校に啓発品としてバッグの作成を依頼した。バッグは、警察官の制服をイメージしたデザインが特長で、生徒会の4人が本田技研工業がホームページで公開している作り方を参考に約2週間かけて作った。
贈呈されたバッグはひばりが丘地区を中心に、座間市内の防犯指導員に手渡されるという。
生徒会長の小助川卓子さん(3年)は「交番がなくなり不安に思う地域の方に、安心してほしい」、佐藤匠純さん(3年)は「バッグが抑止力になり、安全になってくれれば嬉しい」、佐藤智希さん(3年)は「バッグを通じて地域の安全を守る人がいることを知ってほしい」と語った。
同署の和田史生活安全課長は、「若い世代への防犯意識の引継ぎは多くの地域で課題になっている。活動に参加してもらえるのは心強い」と感謝を述べた。