柴犬あるある、飼い主の甘い誘いには安易にのらないとこ
今週の「柴犬のここが好き」
普段は食欲旺盛なのに、作戦には乗らないとこ。
「ひきこもってないで出ておいで〜」
こんなことするなんて、絶対何か魂胆があるに決まってるんだ。
完全にこちらの思惑をお見通しの柴犬さん。
こうと決めたらテコでも動かない柴犬さんらしい姿ですが・・・
これがなかなか大変なんですよね。
動物病院へ連れていきたい。
なんとかお散歩に連れ出したい。
今日はどうしてもシャンプーしたい。
ご主人だって意地です。
一歩、また一歩、少しづつでも出てきて欲しい。
柴犬さんもしばらくすると、
「あれ?これは本当にうまうま食べられるだけなの?」と、少し体を出し始めます。
ここで焦ってはいけません。
この状態の柴犬さんはザリガニと一緒です。
少しでもこちらが手を出そうものなら、シュッ!!と後ろに飛んで巣穴に引っ込んでしまいます。
そして、一度でもそういうことがあると絶対に出てきません。
こちらが確実に捕まえられる"長さ"まで体が出てくるのを待ちましょう。
長期戦に持ち込まれることは覚悟してくださいね。
今週のおまけ
こよみさんはあまり自室に立てこもることがないので、
同じような状況の写真をご紹介します。
これは、炎天下なんど呼んでも家に入ろうとしないこよみさんの後ろ姿です。
肩で息をし、舌を出し、どうみても暑いのに、痩せ我慢しているのです。
体も熱くなるし、入ってきたら水をがぶ飲みするのに。
「入りなさいよ」というと絶対に入らないのです。
家の中にこよみが好きなおやつを並べて道を作っても、初めの一つに口が届けば食べてしまうこともありますが、その後に続いて上がってくることがありません。
抱き上げようとしてもシュッと後ろに下がって逃げてしまうので、庭に出て後ろに回り込みます。
後ろから両手でガッと捕まえに行っても、輪になった手を飛び越えてするりと逃げていってしまいます。
暑くてしんどそうだから入りなさいと言ってるのに、さらに暑くなり、息は上がる。
私も疲れてくる。
お互いに肩で息をしながら追いかけっこする羽目になるのです。
どうしてこちらの気持ちが伝わらないのでしょうね。
最終的には自分で入るんです。
私をほったらかしにして。
放っておけばいいのかもしれないのですが、倒れるまで入らないんじゃないかとつい心配になっちゃうんですよね。
過保護なのかしら?と思うこともありますが、うちはこれでいいんです。
作者紹介:ここ柴
京都府在住。柴犬の魅力をイラストで表現してSNSで発信、共感を呼び、「ここ柴部」のハッシュタグとともに話題に。そのイラストは、ドラマ・映画「柴公園」のエンドロールにも登場。柴犬たちのクスッと笑える生態を描いた書籍「柴犬のここが好き」を出版。