【恋愛心理テスト】家から火が!さてどうする?あなたの恋の炎上レベルと人の心理を知るきっかけになる映画が分かる
カルテ109:せっかく付き合っても 彼を怒らせることが多くて 結果、別れることに……。 自分が原因なのは分かるけど 何が原因なのかがわからないんです。 彼の気持ちを炎上させてる 原因を知りたい!
付き合い出した頃は、相手を思いやる気持ちが働くので、言葉も行動も気をつけていると思うんです。でも、それが我慢を伴っていると、そう長くは続かない。段々と自分の素が出てきてしまいます。最初は気にならなかったことが気になりはじめて、それが度重なることでスイッチとなり怒りとなる──。今回は、なぜ彼を怒らせてしまうのか原因を知りたいという相談です。まずは自分自身の“恋”の炎上レベル=タイプを知ることで対策を! 処方箋シネマは、恋の炎上に効くというよりも人の心理を知るきっかけになるような映画をセレクトしました。
【恋愛心理テスト】
Q.自宅に帰ると家から火が! さて、あなたはどうする?
A:消防車を呼ぶ
B:大事なモノだけ取りに行く
C:近所に知らせる
D:とにかく消火作業をする
あなたはどれを選びましたか? さっそく結果を見てみましょう。この心理テストでわかること。
「あなたの恋の炎上レベル」
深層心理において“火事”は、あなた自身の恋愛に対する気持ちの盛り上がり、情熱を意味しています。そして、それを鎮火する方法は、あなたが抑えられずに恋で失敗しやすい、つまり炎上してしまう原因を暗示しています。そのため、自宅の火事をどうするかにより、あなたの恋の炎上レベルがわかるのです。
Aを選んだ方の診断結果
「消防車を呼ぶ」を選んだあなた……無視をして相手の反応や好意を確かめる
あなたは、無視をして彼の反応を確かめたいという炎上要素があるといえます。逆走して自分からアクションを起こすことはありませんが、相手側からすると反応が見えないため「何を考えているか意味不明」と感じるでしょう。好きであればあるほど、彼がどんなアクションを起こしても「いや、別に……」「ふーん」と反応が薄いため、気まずい時間が流れるかも。でも、それは相手が自分のことをどう思っているか、確認したい気持ちによるもの。相手を不安にしてしまう態度なので、歩み寄って安心させてあげましょう。
Aを選んだ方の処方箋CINEMA『哀れなるものたち』
「無視をして相手の反応や好意を確かめる」あなたに処方したいのは、エマ・ストーン主演、ヨルゴス・ランティモス監督の『哀れなるものたち』。自ら命を絶ったベラは、天才外科医のバクスターによって奇跡的に蘇生します。彼女のお腹にいた子供の脳を移植されて──その設定がまずショッキング! そして、体は大人、脳は新生児というアンバランスさで成長しながら、世界を知るため旅に出る。相手に対して反応が薄い人にこの映画をおすすめする理由は、ベラの貪欲なまでの好奇心。興味を持つことの大切さ、教えてくれます。
Bを選んだ方の診断結果
「大事なモノだけ取りに行く」を選んだあなた……批判的になりダメ出しする
あなたは好きになればなるほど素直になれず、厳しい態度を連発するという炎上アクションを起しがち。ややSっぽい部分が前面に押し出され、好きになった相手ほど困らせたい、悩んでいる顔が見たいと思ってしまうようです。「ここがダメなんだよ」「そんなことで上手くいくと思ってるの?」など、聞いてもいないのに口出しをするという形で現れがち。でもそれは「あなたのことを心配している」というアピールなのです。ただ、相手からすると不快なだけ。相手の意見を尊重している姿勢を伝えましょう。
Bを選んだ方の処方箋CINEMA『デリシュ!』
「批判的になりダメ出しする」あなたに処方したいのは、フランス映画『デリシュ!』。フランス革命前夜、貴族と庶民が同じ場所で食事をすることが考えられなかった時代に、レストランという食の革命を起こした料理人のお話です。自慢の創作料理を貴族たちに批判されてクビになり故郷に戻ったマンスロン。そこに料理を学びたいという女性がやって来て、一般人向けのレストランをオープンさせるのですが……。相手を批判しがちなタイプの人は、この映画の貴族たちを反面教師に。映画は美味しそうな料理ばかりで心が満たされます!
Cを選んだ方の診断結果
「近所に知らせる」を選んだあなた……気にしていることをイジって意地悪する
あなたの好きな相手への炎上行動は、つい“意地悪して”振り向かせたくなるというもの。好きな相手には、逆走してしまうようなアクションをしてしまうかもしれません。相手の弱点や触れられたくないことを、茶化しながらイジるのがその代表例。そのため、彼は意味がわからずイラっとするかも。ただ、内心は意地悪をしておきながらも、「嫌われてしまったかも……」と気にしてしまうのも特徴です。勝手に空回りするため、相手からは理解不能でしょう。そんなときは「ごめんね」と素直に謝るほうが吉です。
Cを選んだ方の処方箋CINEMA『マダムのおかしな晩餐会』
「気にしていることをイジって意地悪する」あなたに処方したいのは、フランス映画『マダムのおかしな晩餐会』。その場しのぎの嘘が人生を変えてしまう!? という何とも滑稽なお話です。パリに越してきたアンとボブは、友人を招いて豪華なディナーを開きますが、手違いで主席者が13人(不吉な数字)になり、メイドのマリアを出席させて人数を調整。ところが、マリアを王家の末裔だと勘違いした英国紳士がマリアに惚れてしまい、事態はおかしな方向へ。マリアに嫉妬してつい意地悪をしてしまうアンを通して、素直になることを学びたい映画です。
Dを選んだ方の診断結果
「とにかく消火作業をする」を選んだあなた……極端な“あまのじゃくになる”
あなたの炎上行動は、ズバリ極度の“あまのじゃく”になるところ。情熱的な気持ちがたかぶり過ぎて、それを知られたくないという自尊心を守るため逆走してしまうのです。嫉妬心をぶつけたり、束縛したり……自分の望み通りの愛情表現が得られない場合は、逆ギレするなんてことも。本当は好きで好きでたまらないのに、感情を抑えきれずあまのじゃくな愛情表現をしてしまうのです。でも、それが続くと彼を精神的に追い詰めてしまうことも。お互い対等な関係と適切な距離感を意識するようにしましょう。
Dを選んだ方の処方箋CINEMA『フォールガイ』
「極端な“あまのじゃくになる”」あなたに処方したいのは、ライアン・ゴズリングとエミリー・ブラント共演の『フォールガイ』。大ケガを負って一線を退いていたスタントマンのコルトは、愛する元カノ・ジョディの初監督作で現場に復帰することにしますが、主演俳優が失踪するわ、危険な陰謀に巻き込まれるわ、元カノとの間に誤解があるわで、災難が続き──というお話がアクション盛りだくさんで展開します。好きなのに強がって離れてしまった男女が仲直りするきっかけ、コルトとジョディのロマンスも描かれます。
自宅の火事をどうするかによって分かる「あなたの恋の炎上レベル」、みなさん結果はいかがでしたか。アンガーマネジメントという心理トレーニングがあるように、仕事でも恋でも誰に対してでも、むやみやたらに怒ったりはしたくないものです。今回の相談は「彼を怒らせることが多くて、でも何が原因なのかがわからない」というお悩みでした。人が怒る理由はさまざまだと思いますが、映画で誰かが怒っているシーンや喧嘩になってしまうシーンなど注意深く見ることで、何かしらヒントを掴めるかもしれません。もちろん、理不尽な言動に対しては、しっかり怒りをぶつけましょう!その線引きも映画から学べます。
映画セレクト・紹介文/新谷里映(映画コラムニスト)心理テスト監修/脇田尚揮(占い・心理テストクリエーター)