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出演者すらも知らない一度限りの物語 PARCO劇場スペシャル版『カタシロ~Relive vol.1~』の上演が決定

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PARCO劇場スペシャル版『カタシロ~Relive vol.1~』

2024年12月20日(金)~28日(土)PARCO劇場にて、パルコ・プロデュース2024 PARCO劇場スペシャル版『カタシロ~Relive vol.1~』が上演されることが決定した。

パルコのゲーム専門チームPARCO GAMESと演劇を中心に舞台作品を制作するPARCO劇場のチームでおくる本作。「TRPGを劇場で楽しんでもらう」という新たな挑戦を行う。ゲームと演劇という一見遠いところにあるような領域の異業種コラボだが、エンターテインメントとしての親和性の高さに注目し、上演が決定。

登場するのは、TRPG(テーブルトーク・ロールプレイングゲーム)の名作シナリオ「カタシロ」。プレイヤー同士で会話しながら物語を進めていく対話型のテーブルゲーム、“大人のごっこ遊び”とも呼ばれるこのTRPGを、舞台上で出演者が生身でプレイすることで、リアルでスペシャルな体験を届ける。

今回、演出家・脚本家・YouTuberとして活躍し、本年はミステリー舞台『AGASA』の脚本も務めたディズムが脚本・演出を務める。今回のシナリオ「カタシロ」の作者で、ゲームマスター(進行役)となる「医者」を全公演通して演じる。「カタシロ」はシナリオが約4万冊売れており、YouTubeでのプレイ動画再生数は全ての回を合計すると500万回再生に到達したTRPGの大人気作。プレイヤーだけでなく、プレイヤー同士の会話を見ている人も楽しめる内容で、一度プレイすると他の人のプレイ動画を見たくなる特徴のある作品。現在までに舞台版の無観客生配信や映画版の上映も行われ、映画版『カタシロ Replica』の限定上映は10分で即完売した。

「カタシロ」の特徴は 「一度内容を知ってしまうと、患者役としては出演できない」 ということ。
今回の患者役の出演者たちもシナリオの全貌をまったく知らないまま舞台に臨む。会話をしていく中で知らず知らずのうちに素の自分が明かされ、展開も結末もその人次第。一度限りの物語が劇場という場でリアルタイムに生み出される。

今回は、これまでの「カタシロ」とは違い、事後の映像配信は一切なし。小さなテーブルを飛び出して劇場という大きなテーブルで、リアルタイムでプレイされる本作は、これまでのT(テーブルトーク)RPGとは一味違うT(シアタートーク)RPGとも呼べる作品になる。出演者にとっても観客にとっても、一度きり。この瞬間はもう二度と来ない、というスペシャルな体験となる。

そして記念すべき初回には、様々なフィールドで活躍する下記12名の豪華ゲストが、患者役として集結。トップバッターを飾るのは、御年83歳を迎え日本を代表する女優・白石加代子。自身のライフワークともしていた「百物語シリーズ」を終え、ニュー白石加代子として挑む1作目に、この「カタシロ」が選ばれた。新たな挑戦に年齢は関係ない!という白石が、舞台という大きなテーブルで「台本なしの会話劇」を繰り広げる。

もう一人の患者役には「カタシロ」経験者の声優・ライバーたちを迎え、百戦錬磨のディズムが医者役として進行し、果たしてどのような展開が待ち受けるのか……。多方面の第一線で活躍する各ゲストとのセッションを、毎日それぞれ見比べるのも、本企画の大きな楽しみとなっている。さらに全公演、本編の終了後にアフタートークを開催する。「カタシロ」の体験を終えたばかりの出演者たちと一緒に印象に残ったシーンを振り返ったり深掘りしたりと、本編とあわせて見てもらうことでさらに楽しむことができる構成となっている。

なお、患者役として白石加代子に加え、七海ひろき、木村達成、立川志らく、いとうせいこう、足立梨花、伊藤理々杏、エル・デスペラード、尾上右近、スギちゃん、紅ゆずる、安元洋貴が出演。もう一人の患者役には相羽あいな、堰代ミコ、藍月なくる、える、健屋花那、千春、周央サンゴが登場する。


【「カタシロ」概要】
——あなたは誰ですか?
この問いに、人は名前を、もしくは職業を答えるかもしれません。
ではその2つを奪われたとしたら。自らを示すものが何もない状態で、あなたは自分を称して何と答えるでしょうか。
『カタシロ』はそんな問いから始まる、あなたの人生の物語です。

出演者は冒頭、記憶を失った “患者” として登場します。そこに “医者” が現れ、互いに話をしながら、ストーリーを進めます。
ミステリアスかつプレイヤーの内面に真正面から切り込んでくる内容は、多くの出演者たちを悩ませ、考えさせ、そして何かしらの「答え」を出すことになります。
その答えこそが、普段は目を背けがちな自らの人生をも問い直すことへと繋がり、エンターテインメントでありながらも様々な感情を出演者・観客の中に呼び起こします。

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