小島養魚場のナイトアジング釣行でクーラー満タン【大阪】風を読み切り全員安打達成
エリアトラウト仲間に誘われて、大阪府最南端の海上釣り堀「小島養魚場」へナイトアジング釣行に出かけた。天然のアジが出入りする釣り場では、序盤から中層での連続ヒットに恵まれ、釣友とともに全員安打を達成。ジグヘッドやレンジの工夫がハマり、満足のいくクーラー満タン釣行となった。
小島養魚場でアジング釣行
NさんよりLINEメッセージが届いた。先日の小島養魚場での釣行が相当面白かったらしく、「今週末良ければ行きませんか?」というお誘いであった。週末は泊まり勤務からの明けで何とか都合が付きそうなので、二つ返事でOKを出した。
「またクーラーを満タンに……」と自分自身も楽しみで仕方なくなってきた。当日の夜までにジグヘッドを作成して準備を整える。釣りをしている時間も楽しいが、実は準備しているこの時間が最も楽しいかもしれない。
小島養魚場は天然の湾内をテトラポッドと金網で仕切ってある自然利用の海上釣り堀で、アジは天然の個体が海上釣り堀の金網から出入りしている。海上釣り堀で使用されている撒きエサ(イワシミンチ)を食べているので脂の乗りも抜群である。
ナイトゲームのアジングができるのは休日前夜の17:30~22:00となっており、入場料も2500円と割と気軽にエントリーできる値段設定になっている。前回訪れた時は中アジサイズまでが入れ食いで、数釣りの良い練習になった、思い出がある。
釣り場に到着
開始時間の30分前の17:00に小島養魚場に到着。既にNさんらは到着済みで、今回は最後から2番目であった。仲間の差し入れのドーナツを頬張りながら準備をする。小島養魚場のナイトのアジングは、持ち込めるロッドは1本で、ロッド交換は一度出て交換するルールになっている。今回は新メンバーも交えて前回同様に8名での入場だ。
私はいつも通りに34のスペシャライズ51に14プレッソ1003番、0.25号のエステルラインをセットした取り回しの良いセッティングとした。入場前に場長の中島さんと話をしていると「数は出ているよ」とのこと。しかし今夜は南からの風が強く、この風をどう上手く利用するかがポイントになってきそうだ。
効果的なルアーを聞く
定刻どおりに入場がスタート。前回と同じポイントの方が風を背負えそうだったので陣取る。セットをしていると目の前を、冬季~早春限定で放流されているサーモントラウトが悠々と泳いでいる。サビキ釣りのお客さんが撒いているイワシミンチを食べに来ているようだ。
狙って何度もキャストしてみるがチェイスはあるものの、あと一歩のところで口を使ってくれない。日没まではサーモントラウトを狙ってみるが、一度も口を使わせることはできなかった。後で中島さんに聞いたところ、フェザージグかスプーンが良いとのことだった。
アジングスタート
サーモントラウトは不発に終わったが、真剣にアジングに切り替える。まずは前回同様にサーチ的に使用する0.8gのタングステンジグヘッドでボトムから攻めてみる。
カウントを入れてボトムから順に上げていくと中層あたりでヒット。活性が高く、Nさんもヒットを出している。中層に狙いを定めて、少し早めのキビキビとジグヘッドを動かすと連続でヒットしてくれる。ワームは動きのキレを重視して月下美人のシラスビームの微弱グローレモンをセットしている。
しかし、暗くなってきたタイミングで反応が鈍り出した。やはり連続して釣るとプレッシャーが掛かるのと、付き場も変わった可能性がある。
セッティング変更で良型アジ
ここで一度ジグヘッドのセッティングも見直すことにする。今まではレンジクロスフックをベースにしたジグヘッドであったが、多少針も軽いものにしたく、アルカジックジャパンのジャックアッパーベースのフックをベースにしたジグヘッドにしてみる。ワームも少しボリュームのあるレインズのアジリンガーに交換してみる。
レンジキープを意識して、極力動かさないように釣るとヒットが続くが、大きなアクションやレンジが上下したりするとアタリは激減する難しい状況であった。しばらくすると手前の魚にプレッシャーが掛かり出したようで、アタリが止まった。
まさかのイワシがヒット
次なる狙いは沖目と考えてフルキャスト。沖でのレンジが分からないので表層から順番に通してくると、いきなりヒット!しかし走り方が少しおかしな感じがする。アジ特有の突っ込む動きがない。抜き上げてみると、真ん丸と大きなトウゴロウイワシであった。しかも、きっちり口にフッキングしていた(笑)これには一同大爆笑であった。
ジグヘッドのウェイトとレンジが合うと無双状態になることは分かったので、周りのメンバーにもタングステンジグヘッドを配って使ってもらうことにした。レンジと動かし方をサッとレクチャーして釣ってもらう。きっちりレンジが入れば入れ食いで、無事に全員安打となった。
気が付けば終了時刻の22時前。ギリギリまで釣り続けて、今回も満足できるほどクーラーが一杯となった。終了後のアフタートークタイムではラインシステムの話やタングステンジグヘッドの作り方などに花が咲き、三々五々解散となった。
<福岡崇史/TSURINEWSライター>