リオネル・メッシが製作会社を設立 ─ 映画やスポーツ番組などコンテンツを製作へ
史上最多となる8回のバロンドールをはじめ、数々の個人賞を受賞したプロサッカー選手のリオネル・メッシが、「525 Rosario」と命名された製作会社を設立したことが明らかとなった。米などのメディアが報じている。
プレミアムTVや映画、ライブスポーツ番組のほかコミュニティイベントの開発・製作、メッシをはじめとするアスリートのブランド・コンテンツやコマーシャルなど、ファミリー向けのプロジェクトを手がける計画だ。
伝えられた声明でメッシは、「フィールドでも他の分野でも、常にエンターテインメントは私にとって情熱でした。Smuggler Entertainmentと作り上げるプロジェクトを追求し、この新事業を通じて世界規模でコンテンツや体験を創造すること、そしてさらに拡大する機会に意欲を燃やしています」と意気込みを伝えている。
メッシの故郷にちなんで名づけられた製作会社は、Apple TV+のドキュメンタリーシリーズ「メッシ、アメリカへ」(2023)、「メッシとワールドカップ:世界王者への道」(2024)を製作したSmuggler Entertainmentと共同で設立された。
マイアミとロサンゼルスに拠点を置き、大手芸能エージェントWMEが代理人を務める525 Rosarioはメッシ家の監督下で運営され、Smuggler Entertainmentのティム・パストーレがCEOを務める。パストーレは、アカデミー賞で長編ドキュメンタリー映画賞に輝いた『フリーソロ』(2018)で製作総指揮を担ったほか、「メッシとワールドカップ」でプロデューサーを務めており、すでにメッシとはタッグ済み。息の合ったチームワークが期待できそうだ。
パストーレも、「この新事業は、世界規模での大がかりなプレミアム・コンテンツだけでなく、コミュニティへの貢献や家族にフォーカスした取り組みを通じて、レオ・メッシが象徴するもの全てに焦点を当て、それを構築することを目的としています」とコメント。「伝統的なジャンルの境界を押し広げながら、地元や世界中の視聴者のためにメディア体験を創造し、提携する機会を与えてくれたレオと彼の家族に感謝しています」と続けている。
メッシは525 Rosarioの設立により、2008年に製作会社The SpringHill Co.をローンチしたNBA選手のレブロン・ジェームズや、2019年に製作会社Studio 99を立ち上げた元プロサッカー選手のデヴィッド・ベッカムといったプロスポーツ選手に加わることになる。
Source: