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直筆原稿をはじめ貴重な資料を展示!「さくらももこ展」が2025年1月5日まで六本木『森アーツセンターギャラリー』で開催中

さんたつ

⑥『さくらももこのシリーズ絵本3』 ちびまる子ちゃん百恵ちゃんのコンサートに行くサイズ大

国民的まんが『ちびまる子ちゃん』の作者、さくらももこの全魅力を紹介する「さくらももこ展」が、2025年1月5日まで東京都港区の『森アーツセンターギャラリー』で開催中だ。

デビュー前の私物や絵日記、『ちびまる子ちゃん』から秀逸エッセイまでずらり

『さくらももこのシリーズ絵本3』 ちびまる子ちゃん百恵ちゃんのコンサートに行く (C)さくらプロダクション 前期のみ。

1986年に「りぼん」で『ちびまる子ちゃん』を連載開始。以降、同作品で第13回講談社漫画賞受賞(89年)、作詞をした「おどるポンポコリン」が日本レコード大賞ポップス・ロック部門受賞(90年)、初エッセイ『もものかんづめ』(91年)が累計発行部数290万部を超える大ベストセラーになるなど、幅広く活躍したさくらももこ。

ぐうたらでお調子者だけど優しいまる子が、家族やクラスメートなど愉快な仲間と過ごす懐かしい昭和の日常が、独特のユーモアで描かれた『ちびまる子ちゃん』は、社会現象ともいわれる国民的まんがへと成長した。

『ちびまる子ちゃん』 その1 おっちゃんの まほうカード の巻 (C) さくらプロダクション 通期。

本展では、少女時代の私物や当時の情景を描いたイラストと共にたどっていく序章「さくらももこができるまで」から、代表作『ちびまる子ちゃん』の魅力、さらにシニカルな笑いを呼び起こす秀逸エッセイの数々まで、さくらももこの才能と魅力をあますことなく紹介していく。

東京会場企画担当の山本ゆいさんは、「展示の中にはさくら先生の直筆原稿と原稿用紙を大きく引き伸ばした“巨大原稿用紙”が並ぶ、エッセイ紹介エリアがあります。打ち込みとは違う手書きの良さを感じていただきながら本文を読むことができる、エッセイファン必見の展示です。さらに、コラボカフェやフォトブースが登場します。グッズも東京会場から初登場となるグッズが加わりさらにボリューム満点のラインアップなので、ぜひ会場でお手に取ってご覧いただきたいです」と、本展の魅力を語ってくれた。

『ちびまる子ちゃん』ファンにとってもたまらない企画が満載だ。

『スーパー0くん』 おばけやしきへ行く のまき 扉絵 (C)さくらももこ 前期のみ。
『ももこのいきもの図鑑』 最終回 (C)さくらももこ 通期。
『ももこの21世紀日記』(C)さくらももこ 後期のみ。

会期中は「さくらももこ展カフェ」や会場限定フォトブースが登場!

さくらももこ作品に登場するキャラクターからインスパイアされたコラボカフェ「さくらももこ展カフェ」が、『THE SUN & THE MOON(Cafe)』(六本木ヒルズ森タワー52階)にオープン! 通期メニューの、まるちゃんとたまちゃんのハンバーグプレート1780円や、空飛ぶコジコジバーガー1680円などのほか、前期/後期限定メニュー含め全15品を提供。思わず撮影したくなるメニューばかりだ。

コラボメニューを注文すると、1品につき1枚、オリジナルコースター(非売品)の提供も。

開催概要

「さくらももこ展」

(C)さくらももこ (C)さくらプロダクション

開催期間:前期2024年10月5日(土)~11月20日(水)、後期2024年11月21日(木)~2025年1月5日(日)
※会期中無休
※前期と後期で一部カラー原画の入れ替えを予定。
開催時間:10:00~18:00(金・土・10月13日〈日〉・11月3日〈日〉は~20:00。入館は閉館30分前まで)
会場:森アーツセンターギャラリー(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52F)
アクセス:地下鉄日比谷線六本木駅から徒歩3分、地下鉄大江戸線六本木駅から徒歩6分
入場料:一般1800円、高校・大学生・専門学校生1500円、4歳~中学生800円
※全日日時指定制。チケット販売はチケットカウンター(六本木ヒルズ森タワー3F)、森アーツセンターギャラリー オンラインチケット、 イープラス、 ローソンチケット、 アソビューにて。

【問い合わせ先】
森アーツセンターギャラリー☏ 03-6406-6652
東京会場公式HP  https://macg.roppongihills.com/jp/exhibitions/sakuramomoko-ten/

取材・文=前田真紀  ※画像は主催者提供

前田真紀
ライター
『散歩の達人』『JR時刻表』ほか雑誌・Webで旅・グルメ・イベントなどさまざまなテーマで取材・執筆。10年以上住んだ栃木県那須塩原界隈のおいしいものや作家さんなどを紹介するブログ「那須・塩原いいとこ、みっけ」を運営。美術に興味があり、美術評論家で東京藝術大学教授・布施英利氏の「布施アカデミア」受講4年目に突入。

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