令和ロマンがM-1チャンピオンの常識を覆す 「くるまは本当に頭の良い奴」野田クリスタルが絶賛
お笑いコンビ・マヂカルラブリーの野田クリスタル(38)が、令和ロマンの「凄さ」について自身のYouTubeチャンネルで語った。マヂカルラブリーは2020年、令和ロマンは2023年度の「M-1グランプリ」チャンピオンだが、優勝後の活動には大きな違いがあった。
令和ロマンは昨年の「M-1グランプリ」で優勝直後、「来年また出場して連覇を狙う」と公言し、その言葉通り、今年も予選から参加して準決勝に進出した。彼らについて、野田クリスタルが11月27日公開のYouTubeチャンネル『【公認】野田の部屋』で語った。
歴代の「M-1」王者は、優勝が決まった瞬間からマネージャーの携帯が鳴り止まず、半年先までスケジュールが埋まると言われるほど多忙になる。2021年に優勝した錦鯉の場合、長谷川雅紀が50代という年齢から健康面を考慮して、スケジュールが調整された。それでも翌2022年11月、佐久間宣行プロデューサーが錦鯉と仕事をした際、「あと少し頑張れば休める」といった雰囲気を漂わせつつ、疲れ切った様子だったと述べている。吉本興業の若手芸人も劇場出演が急増し、11月にはスケジュールが過密になり、限界寸前となるケースも少なくないという。
野田自身も「M-1チャンピオンになった翌年はオファーを断らない」と心に決め、実際にそう行動していた。忙しい日々の中でもテレビ出演を楽しみ、後輩たちに「夢は叶う」と示したかったと振り返る。
しかし令和ロマンは、これまでのチャンピオンとは異なる道を歩んでいる。この一年、テレビ出演を控えてバラエティ番組のオファーを選別し、メディア露出よりも劇場での活動を優先してきた。野田は、「テレビ出演が増えるほど劇場の人気が落ちる」という現象や、テレビで頻繁に見かけるようになった芸人が「M-1」のファン層から距離を置かれる傾向があると指摘している。そのうえで2024年、令和ロマンは劇場で数多くのステージをこなし、「M-1チャンピオン史上、最も劇場人気を保ったコンビ」と野田は称賛した。特に令和ロマン目当ての観客が増えたことは、吉本興業にとっても大きな成果となったに違いない。
「M-1で2連覇を狙う」という宣言通り、今年の「M-1グランプリ」でも順調に勝ち上がっている令和ロマンの姿がネット上でも注目を集めている。予選での好評ぶりが話題となり、そのことが野田の耳にも届いているという。野田は、Prime Video『最強新コンビ決定戦 THEゴールデンコンビ』で令和ロマン・高比良くるま(30)とコンビを組んだ経験から「くるまは本当に頭の良い奴」と絶賛しており、令和ロマンの活躍に期待を寄せている。
画像は『かが屋 加賀翔 Instagram「#芸人地図」』『クリスタルジム Instagram「祝!! クリスタルジム移転記念座談会」』より
(TechinsightJapan編集部 みやび)