シーズン終盤の九頭竜川でのトモ釣りで23.3cm頭にアユ61匹と大釣り【福井】
お盆が明けると、アユ釣りはいよいよ終盤戦に突入する。あと何回アユ釣りに行けるな…と、ついつい数えてしまう。心残りがないように全力投球したい。8月20日は遅いお盆休み。この日から3日連続でアユ釣りざんまいだ。
午前8時前に福井県勝山市の九頭竜川坂東島のオトリ店、坂東島塾に到着した。常連さんと談笑した後、養殖オトリを2匹購入し車に乗り込む。この日は少し上流の通称・中島の瀬から探っていく。
九頭竜川でアユ友釣り
お盆明けともなれば、どのポイントも釣り荒れている。中島の瀬は今年情報が少なく、河川道路にバリケードがしてある区間があり、車が横付けできない場所がある。狙いはそこだ。市荒川大橋下流に発電所の放水口があり、その下流に大きな中州が2つある。今回狙うのは、2つ目の中州の右岸の流れだ。
バリケード付近に車を止めて、歩いてポイントへ向かう。入川口には草がボウボウに生えており穴場の予感。まずは右岸の激流の瀬肩からスタート。背バリのみで泳がせ気味に探っていくと、数分で1匹目がヒット。15cmほど。しかしチビアユでもよく泳ぐので気にならない。ほどなく2匹目がヒットするが即死。再びチビでスタート。
3匹目は早かった。ようやく良いオトリが取れたのでホッとする。しかし次に掛かったアユはまた即死。なかなか波に乗れない。少し立ち込んで対岸のヘチを狙うと、まさかの入れ掛かり。しかも型が良い。20cmオーバーも出た。
大野島の瀬下流では良型連発
この辺りでツ抜けして下流の激流を探ると、釣れるのは15cm前後ばかりで、オトリを回すのが大変だ。さらに下流へ移動して、瀬肩を探るもやはりチビばかり。時計を見ると午前11時。少し早いが、早めの場所移動だ。
河川道路を下流へ走る。坂東島の左岸の流れ、大野島の瀬の下流の深瀬に来た。まずは昼食だ。昼食後はオモリを付けて深瀬を探る。先行者が探った後なので渋いと思いきや、秒殺ヒット。しかも型が良く追い星3重だ。この後、入れ掛かりはないが、ここぞと思う流れで2~4匹ほど釣れて、型は19~23cmと良型がそろう。やはり深場は型が良い。
釜淵では入れ掛かり
釜淵の上流の瀬まで来た。昨年入れ掛かりになった瀬なので期待感MAX。しかし思いのほか入れ掛かりにならない。細かく探ってポツポツという感じ。型は平均良い。瀬肩の浅い場所で対岸へ渡り釣り下ると、段々とペースが上がってきた。そして釜淵に近づくにつれ、ペースが上がり入れ掛かりが止まらない。
夕方の九頭竜川のアユは特に引きが強く、掛かりアユが何度も水中へ潜り浮いてこない。うれしい悲鳴だ。立ち込んでの釣りはつらくなってきたので、対岸へ渡りヘチからサオを出すが、ここで掛かるアユも引きが半端ではない。腱鞘炎になりそうだ。
途中からサオ尻を腰に当てて、サオを絞るようにした。するとタメが結構楽になった。
最終釣果は61匹
まだまだ掛かるが、キリがないので午後4時すぎに納竿。結果23.3cm頭61匹となった。中島の瀬は平均小ぶりだったが、坂東島は型がそろった。
翌21日も九頭竜川中部へ釣行。前日の夕方良かった釜淵近辺を探るも午前中は苦戦し、結果48匹となった。今後は9月に入れば九頭竜川も終盤戦になる。私の記憶だと9月の中過ぎになると、急に活性が落ちるような気がする。釣行するなら早い方が良いと思う。
<週刊つりニュース中部版APC・松森渉/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース中部版』2024年9月6日号に掲載された記事を再編集したものになります。