【夏の養生 飛田さんちの梅ごはん】麺もさっぱり! ひじきの梅スパゲッティ
梅干しは、暑さに疲れた体をいたわる、日本の伝統的な食材。保存食の達人・飛田さんが利用法を紹介します。
暑さに負けない栄養はとりたいものの、暑さに負けて簡単なものしかつくれない……。そんなときこそ、梅とひじきの出番です。ツナとしらすでたんぱく質も手軽に、しっかりと。
【レシピ】ひじきの梅スパゲッティ
1 ひじきはたっぷりの水につけ、袋の表示時間どおりに戻す。水けをきり、長ければ食べやすく切る。貝割れ菜は根元を切り落とす。
2 梅干しは包丁で果肉をたたく。種とともに大きめのボウルに入れ、1のひじき、ツナと缶汁、しらす干し、オリーブ油大さじ3を加えてサッと混ぜる。
3 鍋にたっぷりの湯を沸かして塩(湯1リットルにつき小さじ2弱)を入れ、スパゲッティを袋の表示時間どおりにゆでて湯をきる。2に加えてよくあえ(写真下)、器に盛って貝割れ菜をのせる。
[1人分590kcal 調理時間15分(ひじきを戻す時間は除く)]
【教えてくれた人】飛田和緒(ひだ・かずを)
料理研究家。海辺の町に移り住んで20年。暮らしに根ざした滋味深いごはんや保存食のレシピにファンが多い。
撮影・邑口京一郎
スタイリング・池水陽子
取材&文・奈良結子
NHKテキスト『きょうの料理ビギナーズ』2025年8月号より抜粋