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ヘルシー派への手土産にも。大阪でいちばん麗しいヴィーガンケーキ【大阪・堺筋本町】

anna(アンナ)

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本日の一品 > ヴィーガンカフェ シスターの「抹茶とオレンジのムース」(大阪)

ヴィーガン&グルテンフリーの本を製作した経験もある大阪在住のエディター、長瀬 緑さんが「華やかさでは大阪でいちばん」と推してくれたのがここ。その言葉どおり、堺筋本町のビジネス街の一画にあるパティスリー&カフェには、ヴィーガンやグルテンフリーを意識していなくても、思わず手にとりたくなる美しいケーキが並んでいました。

( Index )

「見た目の華やかさとメリハリのある味わいは、ヴィーガンケーキのイメージを変えてくれます」(長瀬 緑さん)編集部の「これも食べたい!」

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【水曜15時のあまいもん】とは?
関西の食に精通するライター、エディター、フォトグラファーなど“取材のプロ”たちが、ほんとは教えたくない関西の「推しおやつ」を、和洋問わずレコメンド。確かな目利きで選んだあまいもんは、どれもわざわざ足を運んで大正解の、ハズレなしのおいしさです。

「見た目の華やかさとメリハリのある味わいは、ヴィーガンケーキのイメージを変えてくれます」(長瀬 緑さん)

ヴィーガンカフェ シスターの「抹茶とオレンジのムース」

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新作の「抹茶とオレンジのムース」756円。抹茶のクリーム、抹茶のムース、オレンジのコンフィなどが層に。

「ヴィーガンやグルテンフリーの店をいろいろ取材してきましたが、見た目の美しさ、バリエーションの豊富さではダントツ。抹茶やオレンジのムースなど、華やかさなら、こちらが大阪でいちばんと言っても過言ではありません。健康を意識している友人への手土産にすることが多いですが、食感や味にメリハリがあって、ヴィーガン、グルテンフリーを抜きにしてもおいしいと思います」(長瀬 緑さん)

「ふらっと入ってきたお客様が“かわいい! おいしそう”と手にとって、ヴィーガンを知るきっかけになってくれれば」。長年にわたり料理教室などを主宰してきた店主の今井奈都紀さんが、そんな思いから、2020年に構えたヴィーガンスイーツ専門店です。スイーツに特化したのも、見た目の華やかさにこだわるのも、間口を広げて、ヴィーガン=味気ない、というイメージを変えたいからなのだといいます。

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生ケーキは10種以上。甘味には、きび砂糖を主体に、アガベシロップ、イヌリンなどを使い分け。すべてヴィーガン&グルテンフリー。焼き菓子のみ、一部小麦粉を使っています。

そのために、料理教室を営む傍ら、世界を旅し、ヴィーガンスイーツを研究してきたという今井さん。彼女が作る生ケーキはどれも、洋菓子に欠かせない乳製品や卵、バター、小麦粉を使っていないとは思えないクオリティの味わいです。上質な抹茶をふんだんに使い、豆乳クリームなどで作った抹茶とオレンジのムースは、抹茶の風味が高く、クリーミーでなめらか。オレンジの爽やかさとよく合っています。

編集部の「これも食べたい!」

ピーカンナッツのムース

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こちらも新作の「ピーカンナッツのムース」842円。電話などで取り置きも可能。

そして、ナッツ好きのスタッフが心をつかまれたのが、こちら。ピーカンナッツのクランチがぎっしり詰まった濃厚な風味がやみつきになるピーカンナッツのムース。実はこれ、ピーカンナッツをローストし、ペーストにするところから作っているのだそう!

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あえてヴィーガンを強調しない店構えにしているので、そうとは知らずに入ってくるお客さんも多いのだとか。

ケーキ作りには、市販の製菓材料が使えないため、ココナッツバターやカカオバターなどを一から作り、使っているといいます。「仕込みに時間がかかるので、どうしても営業日が限られてしまうんです」と、今井さん。見た目の美しさもさることながら、食べてみれば、そうした手間暇がかかっているのが実感できるはずです。

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教えてくれた人長瀬 緑/Midori Nagase

大阪在住のフリーエディター。関西発女性情報誌『SAVVY』で長年副編集長を務めた後、食と健康、SDGsをテーマとしたムックを企画・編集。2022年には編集を手がけた「卵、乳、小麦を使わないおやつとパンの店」を発売。焼き菓子好きが高じて、おやつの食べ歩きやお取り寄せがルーティンワークに。

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DATA

ヴィーガンカフェ シスター
大阪府大阪市中央区博労町1-5-15 ナニワビル 102
TEL.090-5555-9647
営業時間:11:00〜18:00
不定休(営業日はインスタグラムで告知)

\from Editor/
ヴィーガンのケーキが、見た目ともども味気なかったのは、いまは昔。エディブルフラワーをあしらった生ケーキのなんて華やかで美しいこと! この分野の進化をしみじみと実感しました。ヴィーガンでもグルテンフリーのこだわりもないけれど、ショーケースを見ているだけで幸せな気分になり、自分へのご褒美に買って帰りたくなります。
※最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。

写真/吉村規子 文/齋藤優子 企画・編集/吉村セイラ

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