【安米比較】業務スーパー、西友、トライアルの「最安米」を食べた結果 → コスパ最強だったのがこれ
近所のマルエツに行ったら5kgの米は4000円をゆうに超えていた。普段の生活で実感する米価の高騰。そんな中注目されているのが安い米である。そう、輸入米やブレンド米だ。
できればブランド米が良い。だが、コスパが良いならそれに越したことはない。最近の米価は悩むラインに到達していると思う。そこで業務スーパー、西友、トライアルの最安米を比較した結果をお伝えしたい。
・業務スーパー
まず、業務スーパーの最安米は『カルローズ米』であった。アメリカ・カリフォルニア州産の米で、カリフォルニア州出身のロケットニュース24英語版soranews24記者のケーシーさんによると、地元でも有名な米であるらしい。アジア料理を作るアメリカ住民の中で評判が良いそうだ。
編集部でも食べてみた結果、「日本米に似ている」「モチッと感が少し足りないところが違う」「お茶漬けとかチャーハンには合いそう」などの感想が聞かれた。
なお、2月中旬の価格は税込3218円だったけど、2025年3月21日現在の価格は税込3542円。相変わらず業務スーパー最安だけど、1カ月で300円も上がっていたのが印象的だった。
・西友
続いて、西友の最安米は『台湾産米むすびの郷』。その名の通り、台湾産の米だが、西友のニュースリリースによると、国産米と同じ短粒種のジャポニカ米であるそうだ。台湾国内で精米し、日本で精選、袋詰めを行っているという。
編集部での感想は「ほぼ日本米」「粘り気もあってふっくらしてる」「持って帰っていいっスか?」など。かなり好評で、台湾の好感度まで上がった。さて、気になるのは価格だが……
3月21日現在も税込3229円と2月中旬と変化なし。実は、業務スーパーにも台湾米が販売されているのだが、そちらはカルローズ米と同じ税込3542円だったため、西友の価格変化なしは地味に凄いと思う。
・トライアル
最後に、都内にはないのだが、近頃激安スーパーとして知られている「トライアル」の最安米。これはブレンド米『北海道のお米』であった。袋の記載によると、北海道で栽培された米だけを精米して袋詰めしたものとのこと。原料玄米の記載も複数原料米で国内産10割だ。
日本米だし、当然ながら編集部員の感想も「粘り気が強くモチッとしている」「部屋に入った瞬間の香りが米」など、慣れ親しんだ味とするもの。全員「コレコレ」と頷くような感じだった。
3月21日現在の価格は4kg税込2999円。一瞬安いように感じるが、4kgなことに注意が必要。単純計算で5kg換算にすると約3749円になる。やはりちょい高めだ。
・全部食べてみて思うこと
全部食べてみて改めてまとめると、どの米が良いかは「モチッとした食感をどこまで求めるか」であるように思う。『カルローズ米』は品種的に、この食感が少なく替わりに粒立ちが良い感じなのは単品でも分かるんだけど、『台湾産米むすびの郷』になると比較しないと分からないレベル。
で、比較すると、『北海道のお米』がモチッとしていることは分かるんだけど、台湾産米むすびの郷の方が粒立ちの良さは感じられる。
私(中澤)はどちらかと言うと粒立ち派なので、味的には『台湾産米むすびの郷』が好きだった。『北海道のお米』と『台湾産米むすびの郷』は好みによる感じである。その上で、『台湾産米むすびの郷』の価格が税込3229円というのは大きい。少なくともコスパは西友の勝利だ。
というわけで、スーパー3社の最安米を比較した結果、コスパ最強は西友という結果になった。最後に、現在の価格を確認した西友店舗では『台湾産米むすびの郷』が完売状態であった。ひょっとしたら、この結論にたどり着いたのは私だけではないのかもしれない。現場からは以上です。
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.