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自閉症スペクトラム症のありすが生み出す料理が、人々を癒やしていくハートフルミステリー『厨房のありす』。この記事では、『厨房のありす』9話のあらすじを紹介していきます。

ありすの母を殺した放火犯と、倖生の父に罪を着せた横領犯を追い始めたありすと倖生。真相を追う中で距離を縮めた2人はついに恋人同士になります。

いつまでも真実を隠し通そうとする心護に倖生は「ふざけんな！」と激怒。本当のことは明らかになるのでしょうかーー。

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ありすと倖生は真実を追い求める

ありす(門脇麦)の母・未知子(国仲涼子)が亡くなった25年前の放火犯と、倖生(永瀬廉)の父・晃生(竹財輝之助)が追い込まれた9年前の横領事件の犯人は同一人物かもしれないと考えた2人は調査を開始。

百花(大友花恋)の力を借り心護(大森南朋)の当時の同僚・温田(岡部たかし)にたどり着いた2人は、温田を訪ね話を聞きました。すると、ありすは当時火事の現場に空気に触れると自然発火するジエチル亜鉛があったことに気がつきます。

心護はどうしてありすが母のことを調べ始めたのか気が気ではありません。和紗(前田敦子)にありすの様子を聞きに行き、「大切な人が2人いて1人しか守れなかったらどうする」かを尋ねました。和紗は自分がいないとどうしようもない方を守ると答えます。

しぼられる容疑者……ありすと倖生が恋人に

ありすのお勝手を訪ねてきた温田は、不審に思っていた25年前の火事について語ってくれます。当時、ラボに入る鍵を持っていたのは、未知子、蒔子(木村多江)、心護、誠士(萩原聖人)、温田、晃生の6人。

倖生とありすは真相を知るため蒔子に会いに行くことにしました。不安がるありすの手を取り、倖生は全部一緒に受け止める関係でいたいと言います。

「関係というのは……恋人ですか？」そう聞くありすに、倖生は照れながら頷くのでした。

心護が25年前にジエチル亜鉛を発注していたのを知った倖生は、心護を尾行し問い詰めますが心護はごまかすだけです。

ありすの父親は誠士、心護ははぐらかし続ける

蒔子に会いに行き直球で事件について尋ねるも教えてもらえなかったありすは、誠士に聞くしかないと言います。すると、蒔子は「誠士が未知子を殺すわけない。ありすの父親は誠士なのだからーー」と口にしました。

帰宅したありすは心護に真相を尋ねますが、相変わらずごまかします。ありすは自分が自閉症だから騙し続けられると思ったのかと泣きわめき家を飛び出しました。

ありすと向き合わない心護に倖生は「ふざけんな！」と怒鳴ります。ようやくありすを見つけますが、ありすは私の周りはウソばっかりと泣き出しました。「私は味方だよ」と言う和紗の言葉だけは信じられます。

知らないフリをしたまま生きていたくない

翌朝、和紗の家の賑やかな食卓で笑顔の戻ったありす。倖生は五條製薬の250周年記念パーティーの招待状を持ってきます。ありすは知らないフリをしたまま生きていたくないとパーティーに参加することを決めました。

パーティー当日、準備をしている道隆(北大路欣也)と蒔子の元を訪れ「本当のことを話に来た」と言う心護。一方、ありすと倖生は誠士の部屋にいて「本当のことを教えてください」と頼んでいました。

次回、『厨房のありす』最終回ではついに真実が明らかになります。すべてを知った倖生とありすが選ぶ道とはいったいどんなものなのか、最後まで見守っていきましょう。