『ウィキッド ふたりの魔女』記録破りのヒットスタート、『グラディエーターⅡ』は2位で米発進
映画『ウィキッド ふたりの魔女』は2024年11月22日に米公開を迎えると、1億1,400万ドルの魔法的ヒットスタートを飾った。全世界累計興収は1億6,418万ドル。
『ウィキッド ふたりの魔女』は、日本でも高い人気を誇る同名ブロードウェイ・ミュージカルを映画化した今年の注目作。本作はチケット前売り成績が『&ウルヴァリン』に次いで今年2番目の好スタートを記録したことからも、高パフォーマンスが期待されていた。
今年公開の初週末記録としては『デッドプール&ウルヴァリン』の2億1,143万ドル、『インサイド・ヘッド2』の1億5,420万ドルに次ぐ勢い。米メディアは、『イントゥ・ザ・ウッズ』(2014)や『マンマ・ミーア!』(2008)『ヘアスプレー』(2007)『レ・ミゼラブル』(2012)などを超え、ブロードウェイ・ミュージカル原作映画として過去最高の、記録破りの国内成績となったことを讃えている。
リドリー・スコット監督作『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』も同日デビューを果たし、5,550万ドルで2位スタートとなった。米によれば、『ウィキッド』の観客はおよそ75%が女性であるのに対し、『グラディエーターII』は男性が多数という。2023年のボックスオフィスを騒がせた『バービー』とからなる「バーベンハイマー」現象のような相乗効果が生まれたかどうかは、これから各所で分析が進むことだろう。
『ウィキッド ふたりの魔女』は、魔法と幻想の国・オズにあるシズ大学でルームメイトになったエルファバとグリンダが、見た目も性格も真逆ゆえに衝突しながら友情を深めていくストーリー。緑色の肌で周囲から誤解され、まだ本当の力を見いだしていないエルファバと、野心的な人気者で本当の心を見いだしていないグリンダは、やがてオズの国の運命を大きく変えることになる……。
『ウィキッド ふたりの魔女』日本では2025年春より公開。海外での勢いそのままに、日本でのヒットも期待したい。
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