小田急線開成駅 種別変更廃止で快速停車 3月15日から改正
小田急電鉄株式会社(本社東京都新宿区)は、3月15日(土)から小田急線のダイヤ改正を実施する。改正により、新松田駅で行っていた列車種別の変更を廃止し、開成駅に快速急行が停車することになる。
1985年に開業した開成駅。開成町の発展、人口増加に伴い、2019年から急行も停車しているが、快速急行は停車していない。
現在、新宿発小田原行き(下り)の快速急行は平日33本、休日は45本(急行は平日30本、休日6本)。全て新松田駅で急行へ種別変更している(海老名駅午前5時07分発の快速急行のみ開成駅を通過)。小田原発新宿行き(上り)は快速急行は走行しておらず、新松田駅で急行から快速急行に変更し走行している。
改正後は、種別変更を廃止、開成駅に快速急行が平日、休日とも停車する。改正後の時刻、本数などは、3月初旬ごろから同社ホームページで発表される予定になっている。小田急電鉄広報部では「わかりづらさもあったと思いますが、利便性向上も含め、今回の改正とさせていただきました」と話す。
開成町の山神裕町長は「快速急行の停車はありがたいこと。今後もより住みやすく、より魅力あるまちづくりに邁進していきたい」と話した。
今回の改正は、平日夜間の特急ロマンスカーの増発や夕方ラッシュ時間帯の駅ホームや快速急行の混雑平準化施策などの取り組みの一環として行われている。
開成駅の1日の乗降者数は2003年は6998人、13年は1万0203人、23年は1万2389人と増加している。