南区の18歳 田中柚茉さん ダンサー夢見て渡米 「世界で活躍したい」
南区中島町の田中柚茉(ゆま)さん(18)がダンサーとして世界で活動することを夢見て、ロサンゼルスでダンス留学プログラムを受けるため、9月16日に渡米した。3歳から教室に通い、「踊っているのが幸せ」という田中さんは、米国の大舞台での活躍を目標にしている。
田中さんは母親の勧めで3歳からダンスを始めた。キッズダンス教室「H―kiDSDance」では同年代の仲間とジャズヒップホップを踊り、小学3年生からはチームで各地のコンテストに参加。毎週のように各地で踊り続けた。2020年にはキッズダンスの最高峰とされる「オールジャパンスーパーキッズダンスコンテスト」で優勝し、日本一のダンスチームとなった。
ドリカムと同じ舞台に
高校生になり、個人で踊る機会が増え、ドリームズ・カム・トゥルーのライブや若者に人気のKAMIYAさんのダンスビデオに出演。DefTeckのMicroさんのバックダンサーも務めた。プロと共演することで「世界で活躍したい」という思いが強くなった。米国最大のスポーツイベント、アメリカンフットボールのスーパーボウル」のハーフタイムショーでの歌手・ビヨンセさんらのパフォーマンスをSNSで見て、「ここで踊りたい」と目標を明確にした。
高校を卒業した今春から、株式会社HDIが企画する「HDICOLLEGE長期留学プログラム」に参加。多数のエントリー者の中から選考され、田中さんのこれまで積み重ねた実績が世界へ羽ばたく一歩となった。
今後、語学と踊りを学ぶ。ジャズファンクと呼ばれる滑らかさとキレが必要な踊りが得意で「ダンスが好きな気持ちは誰にも負けない」と話し、夢への挑戦が始まった。