【リアル給与明細】介護職。生活が苦しい……。今のままで老後は大丈夫でしょうか?【FPが解説】
読者から寄せられたリアルな給与明細を大公開。質問内容から、改善できるポイントがあるのか、ファイナンシャルプランナーが解説します。【29歳 介護補助】
【リアル給与明細】29歳、介護補助の場合
プロフィール
29歳、女性
介護職
▼現状
仕事内容は、介護士のサポート。
労働時間は月127.5時間、残業は1時間程度。
ボーナスはなし。
【相談内容】今のお給料では、生活が厳しいです。このままでは老後も心配です……。食費を減らしたいと考えているので、節約方法を教えてください。
解説するのは……
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
現在のお給料は全国平均と比べると高い?低い?
質問者さんは、今のお給料では貯蓄が進まずお悩みなのですね。
ではまず、質問者さんのお給料を全国平均と比べてみましょう。
質問者さんの現在の収入を年収換算すると約156万円になります。
一方、厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、質問者さんと同年代の医療・福祉職(正社員・正職員以外計)の平均年収は約405万円*です。
*……参考:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」
このことから、質問者さんのお給料は、平均よりも低い水準と言えそうです。
食費を大幅カット!無理なくできる節約術
質問者さんは生活が厳しく、食費を減らしたいと考えているのですね。
食費は工夫次第で大きく節約できる支出項目なので、しっかり削減していきましょう。
1週間分の献立を決めてまとめ買いをする
食費を減らすためには、計画的な買い物が重要です。
・スーパーに行くのは週に1回と決め、まとめ買いで無駄な出費を防ぐ
・1週間の献立を決めて、買い物リストを作る
比較的お金のかからない食材を使ったレシピ(鶏むね肉、もやし、豆腐、卵、納豆など)を中心に献立を決めると、さらに節約ができますよ。
ふるさと納税やポイントを活用して食費を抑える
ふるさと納税では、高級な肉や特産品だけでなく、日常使いする米や調味料も選べます。
「お米はふるさと納税でまかなう」と決めておけば、買い物の手間も省けますよ。
また、ポイント還元率の高いスーパーを活用し、「ポイントが貯まったら卵と交換する」など使い道を決めておく方法もおすすめです。
ふるさと納税やポイントは不要なものを選びがちなので、事前に何をもらうか決めておきましょう。
飲み物やお菓子代を削減する
外出先でペットボトル飲料を買うのをやめ、自宅から水筒を持っていきましょう。
お菓子などのちょこちょこ買いもやめることで、節約とカロリー管理を同時に叶えられます。
「節約のために買わない」と考えると少しさみしく感じますが、「健康のために買わない」と意識を変えることで、節約が楽しくなりますよ。
まとめ
・食費を減らすために、スーパーに行くのは「献立を決めて週に1回」を目指しましょう。
・ふるさと納税やポイントを活用して、日常使いの食料品をまかなうと節約に。
・自宅から水筒を持参し、お菓子のちょこちょこ買いもやめたほうが◎「健康のため」と考えることで節約が楽しくなります。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。