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読書を楽しく 児童主体の取り組みで文科大臣表彰 名張・薦原小

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北川市長(右)に学校での取り組みを説明する中矢校長(中央)と二井教諭=名張市役所で

 子どもたちの読書意欲を高める優れた実践に取り組んでいる学校や図書館などを文部科学省が表彰する、2024年度の「子供の読書活動優秀実践校・図書館・園・団体(個人)」に、三重県名張市薦生の市立薦原小学校(児童数95人)が選ばれた。児童が主体となった取り組みや、地域の読み聞かせボランティアとの継続的な関わりなどが評価された。

 市教育委員会によると、市内でこの表彰を受けたのは初めて。同小では2010年から週1回、地域の有志が読み聞かせに訪れている他、ここ数年は児童や教職員、保護者が薦めたい本を「おすすめの木」という掲示物として紹介したり、10種類ある本の分類を使った「読書ビンゴ」や借りた本の履歴を記した「読書貯金通帳」で楽しんだり、学級活動や総合学習などで積極的に蔵書を活用したりするなどの取り組みを実施している。

 同小によると、児童1人当たりの年間貸出冊数は20年度が18冊で、22年度は66冊まで増加したという。図書委員会担当の二井ひかり教諭は「図書委員を中心に、どうやったら本を借りに来てくれるかを考えている。ボランティアさんが来る毎週火曜は、児童たちが場所取りをするほど楽しみにしている」と話す。

表彰状を手にする中矢校長(左)と二井教諭=同

 4月下旬に東京都内で表彰を受け、5月1日には中矢佳代校長と二井教諭が同市の北川裕之市長らを表敬訪問。中矢校長は「たくさんある本の物語に入り、学び、いろんな出会いをすることが子どもたちの生き方につながってくる。日常的に本を読む児童が増え、落ち着いて学習に取り組んでいる」と語った。

 今回、県内で表彰を受けたのは同小を含め5件で、全国では263件あった。

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