旭区社協 子どもの居場所に「おいで」 マップで24カ所を紹介
旭区社会福祉協議会がこのほど、区内にある「子どもの居場所」をまとめたマップを完成させた。冊子が「ぱれっと旭」=鶴ケ峰1の6の35=や旭区内の地域ケアプラザ、地域子育て支援拠点「ひなたぼっこ」などに配架されているほか、インターネット上でも閲覧できる。
「おいであそぼうあさひ子どもの居場所」と銘打たれたマップ。区民グループや地区社会福祉協議会などが定期開催する24カ所が、全域・北部・南部の3種類の地図に分けて掲載されている。それぞれの会場や開催日時、費用、問い合わせ先などのほか、「食事ができるところ」「宿題や勉強ができるところ」「フリースペース」などのアイコンも付いており、取り組み内容が分かりやすくなっている。
横のつながりを
「子どもの居場所」は近年、地域で拡がりを見せており、食事や学習支援、フリースペースなどさまざまな形態がある。区社協では、その内容を把握し、運営団体同士のつながりを深めようと、2023年度に「子どもの居場所連絡会」を立ち上げ、情報共有や意見交換を進めてきた。
マップ作成も発足当初から構想があり、24年度に本格化。連絡会に参加する各グループからも意見や要望を聞き、準備を進めてきた。
編集にあたっては掲載情報をシンプルにし、各会場の目印の建物を載せるなど、子どもたちが読みやすいように工夫したという。「近所にある居場所まで、自転車や歩きで行って欲しい」と担当者。また、子どもを支援する人たちに対しても、「マップを参考に居場所につないでもらえれば。ツールとして活用してもらえるとうれしい」と期待していた。
区社協では今後、2年に1回ほどのペースで、マップを更新していきたい考えだ。