秋の京都観光は歩いてこそ醍醐味!オススメ東山コース☆南禅寺~法然院~大文字山登山
汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は今回は歩いて楽しむ京都観光、オススメ東山コースをご紹介します。京都屈指の観光スポット神社仏閣を経由しつつ、最終的には京都夏の風物詩・五山送り火で知られる大文字山登山まで。日帰りで制覇できるコース。
京都屈指の観光スポットから大文字山登山まで盛だくさんコース
この時は朝10時スタート。まずは地下鉄蹴上駅からすぐの場所にある、レトロなレンガ造建築トンネル『ねじりまんぽ』。
アーチ部を斜めにねじって積まれる構造のトンネル「斜拱渠(しゃきょうきょ)」のことを指し、コンクリート構造物が発達する大正時代以前に建てられた歴史的建造物。渦を巻いたように積まれたレンガがアーチ状トンネルになっており、関西では旧国鉄東海道本線の敷設工事などで見られる工法ですが、鉄道以外の場所で見られるのは希少。
トンネル自体を斜めに通内し壁のレンガをらせん状にすることによって、上部を走行する台車の重みにも耐えうるような構造上の強度が増すんだとか。
ようやく秋めいてきた人気観光スポット『南禅寺』。日本の禅寺の中で、最も格式高い臨済宗南禅寺派の総本山寺院。お寺のシンボル的存在で、京都三大門の一つにも数えられる三門は、歌舞伎狂言での大盗賊・石川五右衛門の放った名セリフ「絶景かな絶景かな~」でもおなじみ。そして明治時代の歴史的建造物で、琵琶湖疏水分線のレンガ造り水路橋『水路閣』。和の寺院建築と洋のレンガ造り水路橋が混在する、他にはない境内の景観であることから人気スポット。
さらに南禅寺から鹿ケ谷通り、哲学の道を経由して、東山山間に分け入った場所にある神社『大豊神社』。
平安時代初期(887年)に藤原淑子が宇多天皇の病気平癒を願って医薬の神・少彦名命を祀ったの神社の始まり。また寛仁年間(1017~ 1021年)椿ヶ峰から現在地の鹿ケ谷へと遷され、以来この一帯の産土神として信仰厚い神社。その後、応神天皇と菅原道真を合祀し、御祭神三柱を祀る。そして本殿には、全国的にも珍しい狛犬ならぬ、狛ねずみがあることでも有名。別名『ねずみの社』と言われる大国社。大国主命(おおくにぬしのみこと) が祀られています。秋仕様で狛ねずみの周りにはどんぐりなど木の実が飾られていました(笑)
さらに哲学の道を経由して北上し、平安~鎌倉時代の僧・法然の念仏道場「鹿ヶ谷草庵」の後身寺院『安楽寺』へ。
夏の土用にカボチャを食べれば中風にかからないという言い伝えから、毎年7月25日に行われる鹿ヶ谷カボチャ供養では参拝者にカボチャが振舞われ、全国的にも知られる行事。普段閉門されていることが多い安楽寺ですが、秋には一般公開もされ、紅葉の名所としても知られています。
さらに、その北隣にある浄土宗系の寺院『法然院』。鎌倉時代、法然が弟子たちと共に六時礼讃行を修した草庵から由来し、さらに江戸時代に知恩院第38世の萬無が念仏道場として法然ゆかりの地に再建したのが今の姿。境内には文豪・谷崎潤一郎の墓所もあります。見どころは茅葺屋根の山門と季節の絵柄を施された白砂壇。すでに紅葉を意識したモミジとイチョウが描かれていました。
途中、浄土寺にある地元で絶大な人気を誇るおにぎり専門店『青おにぎり』にて、大文字山山頂で食べるおにぎりを購入。
さらに北上し、京都夏の風物詩・五山送り火の主峰『大文字山』へ。
登山口は銀閣寺北側にあり、山頂までは1時間程度の道のり。
途中、大文字山の火床へ。
火床にはまだ送り火護摩木の炭の破片が存在し、お盆の名残りを感じます。
火床からさらに30分ほど登り、大文字山山頂に到着。標高466mの低山ですが、途中体力の無さを痛感するほどの傾斜が随所に登場します(笑)山頂では多くの方がお弁当を広げ、山頂ランチを楽しまれていました。
その後下山し、銀閣寺参道に到着したのが15時すぎ。全行程徒歩で所要時間5時間程度道のり。盛りだくさんに名所をめぐり、仕上げに登山と山頂ランチまで果たし、かなり効率よく観光やアクティビティーが楽しめ、健康的とも言えるコース。特に過ごしやすい秋に最適な内容になっています。ご参考に!