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大阪万博中国館関連行事「民謡のふるさと」広西の歌と踊りに酔いしれる

東京ディープチャイナ

大阪万博中国館関連行事「民謡のふるさと」広西の歌と踊りに酔いしれる

6月12日午後、2025年大阪・関西万博の中国館「広西ウイーク」の一環として、「中国広西文化観光プロモーションイベント」がグランドプリンスホテル大阪ベイにて開催されました。

鮮やかな民族衣装を着た美しい娘たちが入り口でお客様を出迎え、祝福を込めた刺繍入りの手毬(てまり)を来賓の首にかけ、色とりどりの手毬によって、来場者の気持ちが一つになりました。

今回のイベントのテーマは「広西を探検し、東方の無限の旅を始めよう」です。映像、歌、舞踊を通し、私自身も新たな広西の魅力を発見することができました。

広西チワン族自治区は中国南部に位置し、面積は24万㎢、中国最大のチワン族の原住地で、人口の1/3をチワン(壮)族が占めています。ほかにはヨウ(瑶)族、ミャオ(苗)族、トン(侗)族、イ(彝)族、スイ(水)族など少数民族が暮らしています。

広西は「天下の民謡のふるさと」と称されています。

山歌(民謡、山で歌われる民謡、掛け合い歌)で人との関係を築き、想いを伝え、千年にわたりその文化を継承してきました。

オープニングパフォーマンスの《山歌敬亲人》は、1960年に放映された名作ミュージカル映画『劉三姐』から生まれた作品です。私も幼い頃よく映画の主題歌などを耳にし、何曲も歌えたのを記憶している。イベント会場でもその響き渡る歌声からは、「壮麗な広西、緑あふれる未来」というメッセージと強い生命力が感じられます。

広西の魅力は、美しい自然だけでなく、奥深い文化や人々の温もり、美食の香りにまで脈々と息づいています。

ホール全面に映し出された巨大なスクリーンに水墨画のような美しさを描く《水墨詩境》、心に響く旋律《三姐の歌謡》、色鮮やかな舞踊《夢壮郷》、香り高いお茶の世界《茗香萦桂》……その場に居る者が皆見とれてしまい、まさに五感で広西の旅を体感でき、詩の世界に迷い込んだような美しさを感じ、壮麗な広西にいるかのようでした。

当日の調印セレモニーで4組の日中観光企業による協力の調印式を行い、“ワンツアー・マルチステーション”という新たな越境観光モデルの幕開けとなりました。新たな出発点として、さらなる連携と発展に向けて共に歩んで行くことになるでしょう。

会場隣のホールには、広西観光関連企業の展示ブースがあって、寄ってみました。お茶やお酒などのお土産コーナーで足を止め、広西にもジャスミン茶があり、なんと広西はマカデミアナッツとマンゴーの産地でもあり、半生マンゴーと無添加の丸ごとマカデミアナッツが近いうちに日本で発売されるそうです。試食してみましたが、いずれもおいしく頂きました。

2025年は「広西観光イヤー」です。30日間のビザ免除政策と大阪万博という絶好のチャンスを活かし、広西と日本の文化観光交流は、より一層広がりそうですね。

中国の広西といえば、私の頭にまず浮かんでくるのは「山歌(民謡)」、「桂林漓江下り」、「螺螄粉(タニシ入りビーフン)」です。二十数年前、何度か添乗員として日本のお客様と桂林で漓江下り、鍾乳洞観光をしました。山水画のような美しい景色はいまだに鮮明に覚えていて、今回のイベントでの映像を見て、改めて心を動かされました。

まだまだ私の未知の広西へ行ってみたくなりました!

(和田茜)

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