【出雲駅伝直前】青山学院大学・原晋監督「史上最強の布陣6名を整えることができました」 ~レース前日取材
――8年ぶりの大学駅伝三冠を狙ってのシーズンになると思いますが、現時点でのチームの状態、手応えはいかがですか。
「調整段階でも非常にいい状態ですし、夏合宿も非常にいいトレーニングできましたし、史上最強の布陣6名を整えることができましたので、自信を持って当日は戦っていきたいなと思っています」
――区間オーダーが発表されました。1区(鶴川正也、4年)、3区(黒田朝日、3年)、6区(太田蒼生、4年)と主要どころに強力な選手を並べてていますが、 去年アンカーをつとめた鶴川選手が1区での起用になりました。
「2月からほぼ故障なく半年間トレーニングを積み上げてきています。 昨年アンカーで私自身もテレビで見た瞬間に、『これ太ってるよ、走れんわ』という風に思ったんですが、今回は体も絞れていますし、状態も非常にいいです。自己ベスト13分18秒51に恥じないレース展開をしてくれると思っています」
――1区のメンバーを見ると、他のチームも強力なメンバーを並べてきています。原監督はどのようなレース展開になると予想されますか。
「アイビーリーグ選抜のキーラン(・トゥンティベイト)選手。13分1桁(13分08秒41)の自己ベスト持ってますので、彼を中心に多分レースは動いてくると思います。なので追い風になろうと向かい風になろうと彼をベンチマークとして戦ってほしいなと思います」
――そして3区には黒田(朝日、3年)選手、アンカーには太田(蒼生、4年)選手が控えます。太田選手の状態はいかがでしょうか。
「状態が非常にいいので、3区で先頭に立ってくれれば理想の展開になります。太田に渡る時に勝っていればそのまま逃げ切るでしょうし、10~20秒程度であれば、彼の天才的な駅伝力が発揮できると思いますので、期待してみてください」
――当日は予想最高気温が27℃とかなり上がることが予想されます。天候はどう考えていらっしゃいますか。
「これはみんな平等ですので、体調を整えていけばなんら問題ないと思います。全体的なタイムは落ちるかもしれないですけども、最後は強いランナーが、強いチームが勝ち上がるものだと思います」
――作戦名発表されました。『かっ飛ばせ大作戦』。いきなり最初から特大ホームランと言いたいところですか。
「そうですね。何事も出足が肝心だと思いますね。『かっ飛ばせ!かっ飛ばせ!鶴川!』と行きたいと思います」