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東急子ども応援プログラム 21団体に2千万円助成 青空保育や障害児支援など

タウンニュース

バリアフリーコンサートを開催する愉音=同団体提供

東急株式会社は2月28日、2025年度の「東急子ども応援プログラム」の助成先を発表した。助成先は青葉区を中心に活動する6団体を含む21件で、総額2000万円となる。期間は4月から1年間で、1件あたりの助成額は50〜100万円。

子どもたちやその家族が安全・安心で心豊かに暮らせる生活環境を目指し、東急線沿線で子どもを取り巻く社会課題に向けた活動をする団体に活動資金を助成する同プログラム。学識経験者やNPO実務経験者らで構成される選考委員会がプログラム趣旨との適合性や子ども視点、実現可能性などを審査する。

20年に創設され、これまでに居場所の提供、障害や困難を抱える子どもの「遊び」「学習」「就労」の支援、動画撮影などを通じた表現活動、芸術やスポーツ、自然に触れる活動など、51件総額4594万円の助成を行ってきた。

5回目となる今回は67件の応募のうち21件を選出。区内では青空保育や野外活動などを展開する「NPO法人青空保育ぺんぺんぐさ」や障害児やきょうだい児支援に取り組む「NPO法人foryourSMILE」などが選ばれた。

自由度の高さ魅力

22年から2年間、同プログラムの助成を受けた青葉区を中心に活動する「一般社団法人愉音―YUON」の松本有里江代表は、「他の助成金制度に比べ、活動内容の自由度の高さが魅力」と話す。

同団体は18年に立ち上げ、地域の子どもや保護者に0歳から参加できるバリアフリーコンサートや、農業やアートとコンサートを組み合わせた参加型の音楽体験などを提供してきた。

松本代表は「音楽活動は楽器や出演者など少なくない費用がかかる。子どもたちの体験の機会を広げるため、助成金によって参加費無料を実現することができた」と感謝を語る。

現在は別の助成制度などを利用しながら活動の継続、発展を図る。松本代表は「今年度は以前の活動に参加した子どもたちが出演できるコンサートなどを計画している。今後も子どもたちの経験の幅を広げられたら」と話した。

同プログラムの担当者は「この助成を通して、子どもたちを支える地域の活動が活性化され、グループの理念"美しい生活環境を創造し、調和ある社会と一人ひとりの幸せを追求する"の実現に寄与できれば」と期待を寄せた。

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