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スカイツリー下でハゼ釣り満喫【東京・北十間川】12cm頭にマハゼ27尾と快釣

TSURINEWS

大小のハゼと遊んだ(提供:週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦)

6月30日(日)、東京都墨田区を流れる北十間川にハゼの様子を見に出かけた。

北十間川でハゼ釣り

8時すぎ、とうきょうスカイツリー駅に到着。天気は曇りで、風が涼しく前日のような暑さは感じられない。釣り場は駅の目の前で、スカイツリーの下を流れる水路。

スカイツリーの下(提供:週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦)

川沿いの遊歩道を歩いて、目的の釣り場である京成橋に向かう。途中、釣り人はおしなり橋近くに2人いただけ。人気ポイントのわりに人が少ない。竿が上がっておらず釣果は不明。まだ時期が早いのか不安になる。

釣り場に到着すると、ここでは釣り人の姿はない。不安はさらに増すが、せっかく来たので竿を出すことにする。

タックル

タックルは2.4mのノベ竿にミチイト1号を竿いっぱいに結ぶ。丸カン小小を介してソデバリ2号、ハリス0.6号5cmを接続。ウキは軸付きセル玉8mmをゴム管止めした下に中通しセル玉5mmを2個付け、板オモリでウキ全体がゆっくりと沈みきるように浮力を調整。

ハゼのタックル(作図:週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦)

ポイントの水深に応じて、トップのウキが水面下5cmくらいにあるようにする。エサは釜揚げシラスを使用。1匹、硬い頭部をチョン掛けにしてハリ先を出す。

良型12cm登場

橋脚周りは1.5m前後と深く、また濁りが入っているため底が見えない。ほとんど止水状態なので仕掛けを投入後、竿を上下に動かしてエサを踊らせる。これを何回か繰り返していると、スーッとウキが引かれた。

北十間川の様子(提供:週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦)

竿を立ててアワせると、キュッと竿先が絞られ、グイグイと左へ引かれる。竿でいなした後、静かに抜き上げるとひょうきんな顔つきをした鉛色の魚体が登場。この時期としては型のいい12cmのマハゼだ。魚が釣れたので不安は一気に解消。

続けてウキがナジむ途中に左右に引かれ、9~10cmが5尾入れ食いで釣れた。だが、その後はヌマチチブの猛攻にあってしまう。投入点を変えながら釣ると始めは本命がくるが、少し経つとチチブに変わってしまう。

一時は入れ食いも

そこで橋の下に移動して、デッキ上から広範囲に探ってみる。すると、足元の捨て石周りでひったくるようなアタリがひん繁に出る。ウキが完全に消し込んでからアワせたほうが確実にハリ掛かりするが、ややもすればアワセ遅れとなり、ハリを飲み込まれて外すのに手間取ることも。また石の下に潜られ根掛かりとなってしまうこともあり、アワセのタイミングが微妙。

橋周辺がポイント(提供:週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦)

一時は入れ食いもありエサ付けが忙しいほど。型は6~10cmとさまざま。釣れ続いていたが、所用のため10時すぎ、バケツに生かしておいた魚をすべてリリースして納竿した。

27尾キャッチで楽しんだ

釣果は6~12cmマハゼ27尾。そのうち9cm以上が16尾と型もよく今後が楽しみ。今回は魚を持ち帰れなかったが、次回はクーラー持参で出かけたい。大都会で手軽に楽しめるお勧めの釣り場だ。また川沿いは親水公園として整備されているためきれいだ。

9cm以上が目立った(提供:週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦)

なお、通路から柵越しに竿を出して釣るため、歩行者には十分注意すること。また投げ釣りは禁止されている。

<週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース関東版』2024年4月12日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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