八鹿町の食材を使ったピザや料理が楽しめるイタリア料理店『OTTO CERVO』 尼崎市
JR尼崎駅近くにあるカジュアルイタリアン『OTTO CERVO(オットーチェルボ)』は、兵庫県養父市八鹿町出身のシェフが作る地元の食材を使った料理や石窯ピザが美味しいと評判のお店です。
駅の南口から一本路地に入った閑静な住宅街の中にあり、かわいい鹿のイラストの看板が目印。
小さい頃から料理が好きで料理人になるのが夢だったそうで18歳まで地元の八鹿町で過ごし、その後は料理の専門学校に通い大阪や兵庫のイタリア料理店などで経験を積まれました。自分のお店を出すのなら地元の食材を使ってみたいと思い「八鹿豚(ようかぶた)」や朝倉山椒に目をつけられました。
メニューには朝倉山椒を使ったピザや八鹿豚のベーコンを使ったカルボナーラなどがあり中でも「八鹿豚のカツレツ」は同店の人気メニューの一つだそうです。
今回常時あるメニューではなく仕入れで入ってきたときのみ提供されるという「八鹿豚のローストポーク」をお願いしました。八鹿豚は“幻の豚”と呼ばれているほど希少な豚で、緑豊かな山々に囲まれた環境で育ち、餌はビタミン・ミネラルを含むリンゴジュース粕やバナナ粉末、さらに”ケーキ”まで与えているそうで脂身が甘いのが特徴です。
同店の「ローストポーク」は野菜やニンニクなどに2日間ほどマリネし、オーブンで焼き上げたもので、薄くスライスされた豚肉はほんのりピンク色で美しい盛り付けです。
食べてみるとお肉はしっとりとした食感でやはり脂身は甘く、豚の旨味がギュッと凝縮されています。上にかかったピンクペッパーはさわやかな酸味とフルーティな甘みがアクセントとなり、肉の旨味をさらに引き立てています。本当に美味しくて気づくとぺろりと完食してしまっていました。
次は特注で作られたレンガ窯で焼く「ポテサラと自家製ベーコンピザ」をオーダーし、作る工程を特別に見せていただきました。
手際よく生地を手で伸ばした後、トマトソースの上にたっぷりのチーズとポテトサラダをのせていきます。
分厚く切った自家製のベーコンと仕上げに粉チーズまでかけていて”好き”がいっぱい詰まったピザにワクワクが止まりません。
ピザ窯に2分ほど入れ焼き上がりを待ちます。
あっという間にピザが焼き上がりました!一口食べてみると生地の少し焦げた香ばしさやチーズのとろとろ感がたまりませんし、ベーコンはハーブに漬け込み桜のチップで燻製され、ジューシーなので筆者好みの味わいでした♡ポテトサラダも入っているのでボリューム満点でかなり満腹になりましたが、熱々出来立てのピザを食べている時はまさに”至福のひととき”で顔がニヤけっぱなしでした。
同店では、ワインの種類も豊富で今月のオススメは黒板にのっており、さらにメニューにはのってないワインもまだまだあるとのことなのでワイン好きな方は店主に声かけしてみてくださいね。
場所
OTTO CERVO
(尼崎市長洲本通1丁目7-7六甲ハイツ110)
営業時間
17:00~0:00
日曜日のみ 15:00~22:00
定休日
月曜日