新ユニフォームはユナイテッドアローズ監修 成田空港の現場を支える全7種のアイテムを開発
ユナイテッドアローズ(東京都渋谷区)は11月20日、法人向けユニフォームレーベル「ID UNITED ARROWS」が、成田空港のインフラ保守・保全を担う企業の新ユニフォームをプロデュースしたことを発表した。
創立40周年を機に、エアポートメンテナンスサービス(千葉県成田市、以下AMCO)がユニフォームを刷新。空港の現場を支えるスタッフの声を基に、機能性とデザイン性を兼ね備えたアイテムを開発した。
実用性と美しさを両立した、働くためのファッションをユニフォームに
ミリタリーテイストとワークウエアの実用性を融合したアイテムは全7点で、役割やシーンに応じてコーディネートできるようにした。ユニセックス仕様を基本とし、年齢や性別を問わない、誰もが自然に着こなせるユニバーサルなデザインを採用。ユナイテッドアローズは、実用性と美しさを両立した、働くためのファッションを形にしたと説明する。
ユニフォームの顔となる「ブルゾン」は、機能性に優れたマットで高級感のある素材を使用し、カーキグレーのワントーンカラーで、スタイリッシュな印象に仕上げた。「パンツ」も同素材を用いてシャープな印象と高級感を演出。ダイヤ柄をアクセントにした「ベスト」は、コーディネートになじむマットな風合いで、インナーにもアウターにも使えるように快適な温度を保つ素材を採用した。
現場スタッフの声を基に機能性を高めつつ、快適な着心地とデザイン性を確保
屋外作業に対応する防寒アイテムにも、軽さや動きやすさといった機能にデザイン性をプラス。「防寒ブルゾン」は、防風性とモダンな印象を両立すべく襟元が立つ仕様になっている。フードはヘルメットの上から被れる設計で、反射機能付きのロゴやパイピングにより安全性にも配慮した。通年パンツの上から着用可能な「防寒パンツ」は、裾にジップファスナーをつけることで、靴を履いたままでも容易に着脱できるようにした。
オリジナルカラーで染色し、肘のタックで可動域を広げて動きやすさにも配慮した「シャツ」や、新アイテムの「夏用ポロシャツ」には高ストレッチな鹿の子素材を使うなど、快適な着心地とデザイン性を両立させる工夫を施している。
企業のアイデンティティーを表現し、働くモチベーションを高めるユニフォーム
「ID UNITED ARROWS」は、ユナイテッドアローズが監修するユニフォーム専用レーベル。企業ユニフォームを手掛けるUNIX TOKYO(東京都渋谷区)と協業し、企業の歴史やアイデンティティーを尊重しながら、ファッショントレンドを意識したデザインと、ストレスフリーな着心地を追求している。導入企業はブランディング向上や採用活動にも活用しているという。
AMCOの新ユニフォームは、成田空港の安定・安全運用を支える専門企業において、重要な業務に従事するスタッフが誇りを持って着用できるよう、働く人のモチベーションと、企業のブランド力を高めることを目指した。
機能性素材に加えて、ボタンやファスナーなどの副資材にも上質な素材を使用し、快適さの中に品格が漂う仕様。飛行機の翼をイメージしたフラップ付きポケットなど、企業のアイデンティティーを表現しながら、空港の現場に自然に溶け込むデザインを取り入れた。
一部アイテムにはサステナブル素材を使用。着用後は産業廃棄物として廃棄せずに再資源化する「アーシンク®リサイクルシステム」を導入。システムを提供するチクマ(大阪府大阪市)によると、ユニフォームは一般衣料品と比べ、大量な同一製品の納入と回収が可能なことから、リサイクルに最も適した繊維製品の一つとして注目されている分野だという。
発表の詳細は同社公式リリースで確認できる。