音楽のきっかけは「立川」路上ライブ「wacci橋口洋平さん」(青梅市出身)登場
東京の多摩地域にお住まいの方、出身の方もそれ以外の方にも一緒に楽しんでいただきたい番組。
MCは土屋礼央さん(国分寺市出身)&林家つる子さん(八王子市の大学出身)。
今週の放送は、バンド「wacci」のボーカル・ギター「橋口洋平さん」(青梅市出身)。waacciの作詞作曲を手がける以外にも楽曲提供も数多くある橋口さん。つる子もwacciの名曲「別の人の彼女になったよ」を聴いて泣いたというが、「青梅市出身」ゲストが初ということで「多摩人として呼んでるから音楽の話は無いかも」と土屋。果たして!
音楽のきっかけは「立川」路上ライブ「wacci橋口洋平さん」(青梅市出身)登場
土屋:さっそく今週のゲストのご紹介です、「wacci」のボーカルギターの「橋口洋平さん」です! よろしくお願いします。
wacci橋口さん:よろしくお願いします!
土屋:久々なんですよ。
つる子:そうなんですね!
wacci橋口さん:どうも、ご無沙汰してます!
土屋:<どうも、橋口です>って敬語で来るから、あれ会ってなかったかな?と思ったら、ただ単に礼儀正しいだけだった(笑)。
つる子:(笑)。
wacci橋口さん:ご連絡先も教えていただいていますから。今日は久々に会えるのを楽しみにして参りました。
土屋:一緒にフットサルをしたことがあって。アクティブな橋口くんを知っていますよ。
wacci橋口さん:滅多に出ないアクティブな面を礼央さんは知ってます。
土屋:「たまもり」という番組は初めましてだから、つる子さん、橋口くんのプロフィール紹介をお願いします。
つる子:はい! 橋口洋平さんは、1983年生まれ。高校時代に音楽をはじめ、大学では京音楽部で活動。大学卒業後、一般企業に就職。働きながら音楽活動を続け、2012年にメジャーデビュー。橋口さんは「wacci」のほぼすべての曲の作詞作曲を担当。数々のドラマやアニメの主題歌、CMソングに採用されています。そして、ご出身は東京都「青梅市」の多摩人です!
土屋:うわ、「青梅市」!
wacci橋口さん:「青梅市」の橋口です! よろしくお願いします。
土屋:ずっと「青梅」ですか?
wacci橋口さん:うちは転勤族で小学校を3つ行っていて。小学校の1・2年が「青梅」、3・4年が高知、そして5・6年が「青梅」でまた戻ってきたんですよ。
土屋:久々なんですよ。オセロなら全部「青梅」ですから!
wacci橋口さん:今の話をオセロで例えたのは礼央さんが初めてですよ! さすが過ぎて。
つる子:(笑)。
wacci橋口さん:なので、出身は「青梅市」と言っています。
wacci橋口さん、学生時代は「立川」で路上ライブ、「国立」で4年間コンビニバイト
土屋:では、生い立ちを色々と伺いながら、多摩とどのくらい関連があるのか、ちょっとこの番組、尖ってまして。どれだけ多摩と関連しているかウソが無いか確認しておりまして。
wacci橋口さん:なるほど(笑)。
土屋:多摩地域だけで東京から独立も辞さないぞ!というスタンスでやっているので。
wacci橋口さん:いいですね(笑)。
土屋:「wacci」のスタンスとは真逆でやっているんですよ。ピースじゃない方にね。
wacci橋口さん:なるほど(笑)。
土屋:橋口くんが音楽をやるきっかけになったのは? いつくらい?
wacci橋口さん:高校1年生の時に、なかなか友達が出来なくて苦しんでいた時に、隣のクラスでたまたま友達になってくれた子がギターを弾いて歌を歌っていたんですね。その人と一緒に、見よう見真似で路上ライブで歌い出したのが最初です。
つる子:へえ!
土屋:見よう見真似って、それまでギターとか歌は?
wacci橋口さん:まったくやったことが無くて。彼も初心者で。一緒に“ゆず”のコピーから始めました。
土屋:ああ、そういうことかー。
wacci橋口さん:当時、みんな駅でやっていたんで。
土屋:そう、“ジェネリック・ゆず”がね(笑)。
wacci橋口さん:ジェネリック(笑)。
つる子:そうなんですね(笑)。
土屋:2人で歌えばゆずっていうね。
wacci橋口さん:そうですね。
土屋:その路上ライブはどこでやっていたんですか?
wacci橋口さん:これは、溝の口駅と「立川駅」です!
つる子:ええ、うそ!?
土屋:おめでとうございます! 関所を突破しました(笑)。溝の口と言われた時にはピリッとしましたけど。ゆずにちょっと寄って横浜に近い方だったので。「立川」でもやっていたんですね。
wacci橋口さん:そうなんです。「毎週●曜日の●時にここ!」というのは、ほとんど「立川」で。
土屋:「立川」のどこら辺ですか?
wacci橋口さん:「立川」の南口の「グランディオ」という百貨店・・・
つる子:グランディオ! バイトしてました。
wacci橋口さん:ええ、ほんとですか!!
つる子:そうなんですね! 中華街で。
wacci橋口さん:その「グランディオ」前だったり。あと、北口が今ほど再開発されていなかった時に、北口の階段であったり。
土屋:最初はゆずですか?
wacci橋口さん:ゆずと、あとは「忌野清志郎さん」の「RCサクセション」が好きだったので。多摩ですね!
土屋:ただ、メジャーデビューされる前に、社会人としてお仕事をされていたそうで。
wacci橋口さん:そうですね。みんな就活している中で、自分も就職活動をやってみたいと思ったんですね。自分自身と向き合って、自分の良い所をしっかり相手に伝えるということは音楽にも役に立つんじゃ無いかと思って。
土屋:就職先はどこだったんですか?
wacci橋口さん:・・・芝公園です、、、
つる子:(笑)。
土屋:今、1回、息を飲んだから(笑)。違うなとは思ったけど。東京の中心じゃないですか。
wacci橋口さん:だんだん多摩以外の地名をいうのが怖くなってきた!
つる子:すみませんね(笑)。
土屋:じゃあ、大学は? これは「青梅」の可能性があるから! 大学はどこですか?
wacci橋口さん:池袋、、、
つる子:(笑)。
土屋:立教ですから。
wacci橋口さん:でも! 池袋の大学の帰りに、「国立」のファミリーマートで4年間バイトしてました! これはけっこうですよね? 多摩愛が強過ぎてと言っても過言ではないですよね!
土屋:その時の実家は「青梅」?
wacci橋口さん:「青梅」です。帰る途中で「国立駅」で降りて。
つる子:なるほど!
土屋:これは本物ですよ! 普通だったら「青梅」に行くなら“特快”に乗りたいけど、「国立駅」は停まらないから!
wacci橋口さん:(笑)。
土屋:普通に考えたら、「三鷹」か「国分寺」か「立川」でバイトするよ!?
wacci橋口さん:おっしゃる通りですね。
土屋:「国立駅」は悔しいのよ。「立川」まで行って戻った方が早いんじゃないかって、毎回頭をよぎるよね?
wacci橋口さん:よぎりますね(笑)。
wacciの音楽は「東青梅」への向き合い方から来ている!?
土屋:ようやく本題です。「青梅」ではどういう所で遊んでいましたか?
wacci橋口さん:そうですね、遊ぶというのも年代によって変わりますけど。小学校・中学校の時は「釜の淵」という川遊びが安全にできる場所があって。夏なんか、みんな集まって遊んでいましたね。
土屋:「青梅」のこと、全然わからないんで伺いますけど、「青梅駅」から「青梅」ってもっと広いでしょ?
wacci橋口さん:そうですね、広いですね。
土屋:最寄駅は「青梅駅」なんですか?
wacci橋口さん:僕は「東青梅」という駅で、「青梅」より1つ手前の駅と、さらにその1つ手前の「河辺駅」という駅があって。その「河辺駅」と「東青梅」の間くらいです。
土屋:そこから・・・23区を軸に考えちゃうと悔しいんだけど、新宿まで何分ですか(笑)?
つる子:(笑)。
wacci橋口さん:「青梅特快」でちょうど1時間です。
土屋:ああ、「青梅特快」だ。
wacci橋口さん:「東青梅駅」もほぼ始発駅みたいなので。
土屋:「青梅特快」は「東青梅駅」も停まるの?
wacci橋口さん:「東青梅駅」も停まります。
土屋:そこは各停で「立川」まで行くんだ?
wacci橋口さん:「青梅線」沿線の駅はいっさい飛ばさないです。
つる子:そうなんですね!
土屋:昔の「南武線」の佇まいだ(笑)。
wacci橋口さん:今は飛ばすようになりましたよね(笑)。
つる子:(笑)。
wacci橋口さん:みんな平等(笑)。なので、朝の通勤はずっと座って行けるんですよね。
土屋:「東青梅駅」の駅前はどんな感じなんですか?
wacci橋口さん:比較的、静かで、穏やかがウリの。お店もいつ開くのかなというところもありますけど。
つる子:(笑)。
wacci橋口さん:スーパーがあって、元気な焼き鳥や焼き芋の音楽が流れていて。比較的、過ごしやすい、安心感を得られる駅と言わせていただいていいですか(笑)。
土屋:やっぱ、シンガーソングライターは言葉の選び方が敵を作らない(笑)。
つる子:(笑)。
土屋:クライアントさんと何回かやりとりをするんだけど、どう言葉のチョイスをするかで前スポンサーと制作が納得する歌詞が書ける、それも自分の言葉で! これがなかなか出来ない! 魂を売る方もいる中、wacciは魂を売らずに全員が幸せになっている! これが多摩人のスタイルです!
wacci橋口さん:そうかもしれないですね(笑)。
つる子:(笑)。
wacci橋口さん:ほんとに。「東青梅」への向き合い方から、僕らの音楽は来ているかもしれないですね。
wacci橋口さん「青海と青梅では、正直、絶望的な距離」
土屋:そもそも。「青梅」にいて、23区の人間から<そこは東京なの?>みたいな、そういうことを聞かれ続けた劣等感から、この番組が生まれたんです!
wacci橋口さん:なるほど、そうなんですね!
土屋:僕の怨念からこういうモンスター番組が生まれて。「青梅」に住んでいた時、そういうことあります?
wacci橋口さん:ありましたね。やっぱり<どこ、そこ?>みたいな。<東京なの? 山梨じゃないの?>みたいなことはセットで言われてきましたから。僕も同じような怨念を心の中に抱きながら生きてきたところがあるので。
土屋:そういう時に言い返さないでしょ?
wacci橋口さん:そうですね。僕は八方美人なところがあって。
つる子:(笑)。
wacci橋口さん:「東青梅」の説明からしてもそうですが(笑)。
土屋:最近はさ、青海というところにライブハウスがあって。間違って「青梅」に行っちゃって、“青い海”じゃなくて“青い梅”の「青梅」に行っちゃうみたいなのがあって。
wacci橋口さん:「東青梅駅」にもホワイトボードで「ここは青海ではありません」と、ちょっとキレ気味のマジックで殴り書きのように書かれた(笑)。
つる子:(笑)。
土屋:今の若い子はスマホで調べるでしょ。マネージャーからの電話の音から検索するから、青海を「青梅」でだと思っちゃう。アイドルが自分の出番に遅れるみたいな。
wacci橋口さん:あるんですよ。正直、絶望的な距離なので、あちらさん(=青海)とはね。
つる子:(笑)。
土屋:潮風なんて、いっさい感じないから。そういう悔しさもあって。だから僕は「青梅」にZeppを作るべきだとずっと前から言ってるんですよ(笑)。<青海、青梅、どっちですか?>というやりとりしたいんですよ!
つる子:(笑)。
土屋:で、青海にも立て看板を付けたいんですよ、<「青梅」ではございません!>という!
wacci橋口さん:はい(笑)。
土屋:そのためには、「青梅」出身の橋口くんの尽力がないと!
wacci橋口さん:なるほど! これは、僕から「篠原ともえさん」しかいないんで。
土屋:そうだ!
wacci橋口さん:同じ中学校なので。
つる子:ええ!?
(TBSラジオ『東京042~多摩もりあげ宣言~』より抜粋)