相生こども園 「さがみん神輿」練り歩く 5歳児クラスの園児が力作
相生こども園(千田まり子園長)で7月20日に開かれた「夏まつり」に相模原市のマスコットキャラクター「さがみん」を模した神輿が登場し、園内を練り歩いた。
5歳児クラスの子どもたちが手掛けたもので高さ1m70cm・横幅90cmの大作だ。春先に「さがみん」が来園。愛らしい姿を目にした園児はもとより教職員もファンになったという。
同園では毎年、夏まつりに合わせて神輿を制作している。その年によりテーマを設けているが、今年11月に相模原市が市制70周年を迎えることに加え、多くの園児が「さがみん」の虜になっていたことから今年のテーマは「さがみん」に決定。6月から制作が進められていた。
「さがみん」は市制施行60周年記念事業で誕生。全国から応募された1475作品の中から市民投票で選ばれた。市花でもあるアジサイや清流がデザインされている。
園児が段ボールで作った下地に、色とりどりの花紙を隙間なく貼り付けていくと徐々にさがみんの姿が。帽子には清流やアジサイ、特産品のゆずをあしらいキャラクターを「再現」した。
当初は完成した神輿を担ぐ予定だったが、大作となり重量があることなどから計画を修正。甚平や浴衣を着た園児は土台にキャスターを付け「山車」のように仕上げた神輿をひいて練り歩いた。
千田園長は「さがみんを通じて相模原のことを学びながら制作してきた。今回の活動を通じて相模原に対する思いが増したら」と話した。