お金の専門家が食事作りでしない“3つのこと”「今日からマネできる!」【家計を守る節約術】
お米やペットボトル飲料など2024年秋も値上がりが続いています。今までと同じ生活をしていると、出費は確実に増えてしまいます。今回は、お金の専門家が習慣にしている、食事作りのちょっとした節約術をお伝えします。
1.レシピ通りに作らない
家庭での食事も、ある程度はメニューを工夫していろいろな味を楽しみたいものです。
家計を助ける食材には、いつでも安くて使いまわしのきく鶏むね肉や豚こま肉、卵、豆腐、練り物などがあります。
例えば我が家では、チンジャオロースや牛丼など、一般的に牛肉を使う料理やロース肉で作ることが定番の豚の生姜焼きを豚こま肉で作ったり、天津飯をカニカマで代用して作ったりすることがあります。
レシピ通りではない安い食材を使っていますが、十分なボリュームを確保でき味も遜色ないので、家族からは不満を言われたことがありません。
2.食べ過ぎない、作り過ぎない、買い過ぎない
昔から体にいい食べ方として「腹八分目」という言葉があります。私も40歳を過ぎたころから同年代の友人との会話で「太りやすくなった」とか「夫のお腹周りがすごい」などの話題が増えてきました。体質や生活習慣にもよりますが、健康維持や体形維持のためにダイエットの必要性も感じてくる年代と言うことです。
なんとなくダイエット食品や痩身エステの広告に目が行きがちですが、私はその前に、普段の食事で「食べ過ぎない」を心掛けています。「食べ過ぎない」は、「作り過ぎない」「買い過ぎない」を意識することに繋がり、自然と食費も減っていきます。ダイエットだけでなく節約もできて一石二鳥です。
3.煮込み料理でも、長時間火にかけない
2024年夏は厳しい暑さが長く続きましたが、それでもこれからはおでんやロールキャベツなどの煮込み料理が食べたくなる季節がやってきます。
長時間火にかけることで具が柔らかく味が染みて美味しくなる煮込み料理ですが、私は保温鍋を利用して作ります。保温鍋とは具と調味料を一度沸騰させた後は火から下ろし余熱でじっくり煮込むことができる調理器具ですが、光熱費が少なくて済むのにおいしく出来上がります。キッチンに付きっきりにならずに済むところも働く主婦にはポイントが高く、遅く帰ってきた家族の分を温めなおす必要のないところも気に入っています。
日々の食事は、家族の健康に直結するので、物価高でも無理な節約は禁物です。とは言え、節約に結び付く工夫の余地はまだまだあると思います。できるところから習慣化したいものです。
山根純子/ファイナンシャルプランナー