【自分が怖い】「マックのポテト」を刻んで揚げれば「マックのハッシュドポテト」になるんじゃないか? やってみた → 本家を超えてもうた…
「世界トップクラスにウマいもの」の代表格といえば『マックのポテト』であるが、同時に「世界トップクラスにマズいもの」の代表格は『マックの冷えたポテト』である……なんだかアメリカンジョークみたいですね!
ネットで見た「冷えたポテトを再加熱する方法」を試してみたりもするのだが、できたての味には遠く及ばない、というのが個人的見解だ。だが非情にも、マックのポテトを冷やしてしまう場面は、この先の人生で幾度も訪れるだろう。これは避けようなのない事実だ。
ならいっそ、別のメニューに作り変えればいいんじゃないか!?
・即座に実行である
あまり大きな声では言えないが、個人的に「実はフライドポテトよりウマい」と思っているメニューがマックにある。
それは『ハッシュポテト』(180円)。皆さんご存知のとおり、これは朝マック(午前10時30分まで)でのみ提供されるメニュー。ゆえに購入チャンスが少ないのが唯一にして最大のネックだ。そしてフライドポテトと同様、コイツも冷えたら終わり。マックって意外と難しい。
今回ワケあってマックのフライドポテトを大量に冷やしてしまった私は、ふと「ハッシュドポテトとして再生できるのではないか?」と考えるに至った。ハッシュドポテトは細かく刻んだポテトを固めて揚げたものだ。理論上は、イケる。
・試行錯誤である
やらない後悔よりやって大成功……とりあえず冷えたフライドポテトを細かく刻んでみた。
冷えたポテトの中身は水分が抜けて空洞化している様子だ。そりゃウマくないはずだよ。
なんとなく予想はしていたが、ここで問題発生。ポテトがパッサパサのボロッボロゆえ、とてもじゃないが成形不可能なのである。
インターネットでハッシュドポテトの作り方について調べたところ、どうやら “つなぎ” に片栗粉を使う場合が多いらしい。やや不本意ではあるが、自前の片栗粉を混ぜてみた。
が、ダメっ…………! 多少は粘り気が出たものの、どうしても自立するまでには至らない。一度冷えたポテトは1つにならない……恋愛と同じですね。
・突然のひらめき
しばし考えたすえ、私はパワープレイでポテトを成形することにした。
「アルミホイルでハッシュドポテト型取り大作戦」である。
熱したフライパンに多めの油をしき、そっとアルミホイル型を配置。
中にポテトのみじん切りを詰める。なんかいい感じじゃないか? 今んとこ。
フライパンの “へり” を使ってひっくり返せば……
えっ、マジでいい感じじゃね? 順調すぎて怖い。
アルミホイルもすんなり外れてくれた。コンガリ焼き色がつくまでジンワリ5分ほど揚げ焼きに。
そして……
なんかメチャウマそうなのできた!!!!!
・今でも信じられません
自分でやっててビックリしちゃうほど魅力的なビジュアルに仕上がった元フライドポテト。「ウワァ〜何これヤベェ〜」みたいな展開を期待していた部分がないといえば嘘になるので、絶妙にコメントに困る。
マックのハッシュポテトと比較すると……まってw 私が作ったヤツのほうがウマそうなんですけど!?
これで本当にウマかったら事件だが……
震える手で口に運んだ結果……
しぬwwwwwww
何これ、マジ? うそでしょ? うますぎて吐きそうなんだけど? え、まってやばい。ガチ? これガチのやつ? 人生で食べたジャガイモ料理の中で一番うまいかもしんない。もう笑うしかない。
ハッシュドポテトと比較すると、歯ごたえの部分でかなり異なる。お年寄りや歯の弱い人には少し注意が必要なくらい硬いのだ。まぁ結果的に「ポテトの2度揚げ」なのだから当然っちゃ当然か。
「マックのフライドポテトの先っちょが尖ってる部分だけを集めた感じ」といえば多少の雰囲気は伝わるだろう。が、このハッシュドポテト(元フライドポテト)のおいしさを表現するには全然足りない。「絶対にやってみてほしい」……私が言えるのはそれだけだ。
なおマックのフライドポテトMサイズで今回のハッシュドポテトもどきを3個作成可能。これを常温で5時間放置してみた結果、そり若干は味が落ちるもののカリッ! とした歯ごたえは健在だった。マジで天才的アレンジ。自分の才能が怖い。
ただマックの『ハッシュポテト』とは全くの別モノなので、アレを自宅で作れるという案件ではないことをご理解されたし。何度も言うけどコレは必食! カロリーのことは絶対気にするんじゃないぞ!
参考リンク:マクドナルド
執筆:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.