【西武】源田壮亮選手インタビュー 「打席での姿や内容をちゃんと示してくれよというメッセージだと感じている」
8月16日放送のライオンズナイターでは、みずほPayPayドーム福岡のソフトバンク―ロッテ19回戦の試合前に、埼玉西武ライオンズの源田壮亮選手にインタビューした模様を放送した。1番に外崎修汰選手、2番に源田壮亮選手の打順で並べられている心境について訊いた。
――連敗を止めた水曜日(8月14日、対ソフトバンク戦19回戦)の試合を振り返っていただけますか?
源田「初回に点も取れましたし、隅田(知一郎)もピンチを背負いながらも粘り強く投げてくれていたのでいい試合でしたね」
――5回裏の3打席目、リードを3点に広げる貴重なタイムリーヒットを放ちました。内角に曲がってくるカットボールを打ち返しましたが、難しい球をうまくヒットゾーンに運びましたね。
源田「それまでの球に比べたら少し甘めに入ってきたので、ヒットゾーンに飛んでいった感じですね」
――直前に同じようなカットボールが来ましたが一塁線のファールになりました。それよりも甘く来たということですか?
源田「そうですね」
――内からバットを出さないとあのバッティングはできないですね。
源田「内から出たんですかね(笑)」
――水曜日は今シーズン初のヒーローインタビューに源田選手が呼ばれました。試合中にスタンドの様子を眺めてファンの雰囲気を感じながらプレーをしている源田選手がご覧になった試合後のベルーナドームの様子はいかがでしたか?
源田「やっぱり勝ったからだと思うんですけどいい感じでしたね」
――全体的にスタンドを眺めながら噛み締めるようにインタビューに受け答えしていましたね。
源田「見ていて楽しくない試合が多いので、勝ち試合を多く見せないとなと改めて思いました」
――1番に外崎(修汰)選手、2番に源田選手で並べられている意味をしっかりと考えながら2人で引っ張っていきたいという趣旨のお話をお立ち台で宣言していました。どのような意味を持つのか具体的に掘り下げていただけますか?
源田「チームで最初に打席へ立つ打順ですし、どういう姿や内容を見せるか、試合に入っていくのかというのを『ちゃんと示してくれよ』というメッセージだと感じているので、2人でより多くのチャンスを作れたらいいなと思いますね」
――火曜日、水曜日のソフトバンク戦は“とのげん”コンビでスタートダッシュを決めましたね。
源田「との(外崎)が塁に出てくれているので、何とかチャンスで次の打者に繋げようという気持ちでやっていますね」
――火曜日のソフトバンク戦(8月13日、18回戦)ですが、初回の1打席目で1塁ランナーの外崎選手が抜群のタイミングでスタートを切りました。絶対に盗塁が成功するタイミングでしたが、源田選手は積極的にスイングをして左中間へのヒットを放ち、ランナー1、3塁のチャンスを作りました。あれはヒットエンドランのサインだったのでしょうか?
源田「そういうわけではないです。とのはとの自身で盗塁をして、モイネロ投手から追い込まれた状況で進塁打を打つのはかなり難しいので、追い込まれる前にバットを出しました」
――外崎選手の盗塁には気づいていましたか?
源田「はい、見えていました」
――それでも打たなければいけなかったということですね。
源田「そうですね。投手次第では追い込まれても進塁打を打てるのですが、モイネロ投手はなかなか難しいので打ちにいきました」
――ショートの頭を越えてよかったですね。
源田「はい」
――火曜日のソフトバンク戦は、8回表に今宮健太選手が放ったライナー性のセカンドゴロを外崎選手が弾いたあと、源田選手が猛ダッシュで球を拾い上げ、1塁に投げてアウトにしました。痺れるプレーでしたね。
源田「でも、打球的には2塁のベースカバーに行く方向でしたし、場面的にも自然と打球方向に向かったなかで球が目の前に来たので、そのまま球を拾い上げて1塁に投げただけです」
――転がる球を右手で捕って、一発でしっかり握るために源田選手が気をつけていることは何ですか?
源田「きれいに握ろうとは全然思っていなくて、『とにかく握れたら何でもいいや』という気持ちで、グラブで球を捕りにいってセーフにするぐらいならうまく握れなくても勝負にいくという感じですね」
――ギャンブル性の高いプレーだったということですか?
源田「アウトにするためには最善かなというところですね」
※インタビュアー:文化放送・斉藤一美アナウンサー