【後悔】非正規店で「iPhoneのバッテリー交換」をしてから数カ月使った率直な感想 →「おとなしくAppleでやっておけば良かった」
今から半年ほど前のこと。私が当時使用していた「iPhone11 Pro」は、いよいよ限界を迎えようとしていた。不具合を数え上げたらキリがないが、中でも深刻だったのが「バッテリー問題」だ。
結果的に私はAppleではない非正規店でバッテリーを交換した……のだが。この記事でその後の状況や感想についてお知らせする。特に「非正規店でバッテリー交換しようかな?」とお考えの方は、ぜひご一読いただきたい。
・凄まじい劣化
およそ5年にわたり私にコキ使われた「iPhone11 Pro」は“ほぼポケモンGO専用デバイス”と化していた。私は年がら年中、隙あらばポケモンGOをプレイしているため、iPhoneは相当劣化していたに違いない。
バッテリー交換直前は、モバイルバッテリーを合計3万アンペア持ち歩くこともあたり前で、バッテリーの最大容量は驚愕の58パーセント!80%を下回ると交換した方がいいとされるらしいが、私は見方を知らなかったのである。
周囲から「大往生です」「そんな数値は聞いたことがありません」「普通にドン引きです」と言われた私はバッテリー交換を決意。その時すでに「数カ月後には機種変更する」と決めていたため、私は「非正規店」を選択した。
・非正規店を選んだ理由
その他にも理由はあり「正規店(Apple)」と比較して、料金が安かったことは大きい。正規店が約1万5000円で、非正規店は約8000円だったので、およそ倍近い価格差も魅力的であった。
また非正規店が「即日対応」であるのに対し、正規店は「要予約」で、その時は最短で1週間前後の待ち時間が。思い立ったが吉日、ちんたらやってる暇はねえ! ……との理由で「非正規店」を選んだ次第だ。
・寿命は?
で、ここからは非正規店でバッテリー交換をしてから数カ月の感想について述べていく。結論から申し上げると「交換前より全然マシだな」と思えたのは3カ月ほどで、それ以降は「振り出しに戻った」と言っていいだろう。
それも「5年前の新品の状態」とは程遠く、せいぜいモバイルバッテリーを1万アンペアに減らせる程度。バッテリーの品質自体は、やはり純正には遠く及ばないと言わざるを得ない。
また純正のバッテリーと比較して、異常に熱を帯びやすいことには戸惑ってしまった。これまで1度も表示されなかった「高温注意報」が表示されたのも、バッテリー交換と無縁ではないだろう。
・想定外
さらに痛かったのが「下取り」への影響である。Apple公式サイトに「非正規店でバッテリー交換したiPhoneは受け付けない!」と明確な記載はないものの、
「お知らせいただいた状態とデバイスの状態が一致しない場合は、変更した下取り額をお知らせいたします」
……とある。バッテリーに限らず、非正規店でiPhoneの修理を行うと必ずバレる仕組みになっているので「正規の価格で下取りに出したい」という方は、非正規店を利用しない方が無難だ。
とはいえ、当初から個人的には「機種変更するまでの延命」と考えていたため、バッテリーの持ちについて大きな不満はない。一方で、スムーズに下取りに出せなくなったのは痛かった(結局、娘行きに決定)。
あたり前と言えばごくごくあたり前であるが、非正規店でのバッテリー交換は「安かろう悪かろう」が基本である。安さや納期など魅力的な要素は多いものの、個人的には「おとなしくAppleでやっておけ」とお伝えしたい。
参照元:Apple
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.