交通関係団体 自転車マナー向上に 警察署前で啓発
保土ケ谷交通安全協会などが5月20日、自転車月間に合わせたキャンペーンを保土ケ谷警察署前の国道16号で行った。
キャンペーンには同会のほか、保土ケ谷交通安全母の会連合会や保土ケ谷安全運転管理者会など、住民に交通安全思想の普及などを図る団体が参加。自転車は原則、車道の左側端を通行し、歩道を通行する際に車道寄りを徐行することなどを通行人に呼び掛けた。警察官は通行人の自転車のタイヤの空気圧を確認するなど、メンテナンスの重要性を説いた。
沿道では自転車に限らず、自動車やバイクに向けた啓発も実施。のぼり旗やハンドプレートを使い、安全運転を徹底するように訴え掛けた。
自転車絡む死亡事故も
保土ケ谷署によると、保土ケ谷区内で今年発生した交通死亡事故3件のうち1件は自転車が関わる事故だという。そのほか、自転車同士の事故も発生しており、見通しの悪い交差点での出会い頭が多い。
同交通安全協会の板橋悟会長は「自転車は免許なしで気軽に乗れてしまうところが怖い。一人ひとりが事故の加害者にも被害者にもなり得ることを念頭に置き、交通ルールを遵守してほしい」と呼び掛ける。