実写版『ヒックとドラゴン』、アニメ版を完全再現した新映像がかわいくて感動
人気アニメ映画シリーズ『ヒックとドラゴン』実写リメイク版より、初予告編には含まれなかったシーンを加えたが公開された。
アニメ映画シリーズでは、ドラゴンとバイキングが互いに憎しみ合っていた時代に、気弱な少年ヒックと傷ついたドラゴン、トゥースが育む奇跡の友情と大冒険がハートウォーミングに綴られた。TVスポット映像では、ヒックが脚を怪我して飛べなくなった伝説のドラゴン、ナイト・フューリーを見つけるシーンを再現した実写映像を見ることができる。
ラストの部分には新映像も加えられている。本来ならその場で殺すべきドラゴンを手にかけられず、絡まっていた罠をナイフで切り取ったヒックに、トゥースが威嚇する部分だ。最初はヒックを警戒していたドラゴンだったが、「傷つけないよ」と言うヒックに徐々に近づいていき、恐る恐る伸ばしたヒックの手がドラゴンの鼻先に触れ、初めて両者が心を通わせる感動的な展開となる。
また、映像のラストに加えられたシーンでは、ヒックが砂浜にトゥースの顔を描いたのを見て、「僕も出来るぞ!」と言わんばかりにトゥースが大きな枝を口にくわえて砂浜を動き回る。しかし、上空から映し出された絵はグチャグチャだ。それでも得意気な表情を浮かべたトゥースが何とも愛らしい。この映像ではアニメ版がしっかり再現されており、実写版は本家シリーズをそのまま踏襲した内容となるようだ。
主人公ヒック役に抜擢されたのは、『ブラック・フォン』(2021)『フレッシュ?! イン・ハイスクール』(2024)のメイソン・テムズ。ヒックの父親ストイック役で、アニメシリーズで同役の声を担当したジェラルド・バトラーが復帰し、ヒックの友人アストリッド役で『ダンボ』(2019)のニコ・パーカーが出演。その他には、『ゴジラvsコング』(2021)のジュリアン・デニソン、「アガサ・クリスティー ABC殺人事件」(2018)のブロンウィン・ジェームズ、「スター・ウォーズ:アコライト」(2024)のハリー・トレヴァルドウィン、『ザ・バブル』(2022)のピーター・セラフィノウィッツらもキャストに名を連ねる。
メガホンをとるのは、アニメ版3部作で監督を務めたディーン・デュボア。デュボアは実写版で脚本・プロデュースも兼任し、『ラ・ラ・ランド』(2016)のマーク・プラット、『バビロン』(2023)のアダム・シーゲルも製作で参加。『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』(2023)のアレクサ・バータが監修する。
実写版『ヒックとドラゴン』は、2025年6月13日に米国公開予定。
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