幸署が剣道で3度目Ⅴ 県警柔道・剣道大会で
幸警察署(幸区南幸町)は2月10日、神奈川県警察学校で行われた「神奈川県警察柔道・剣道大会」剣道の部B組で優勝した。同署の優勝は1977年、99年以来3回目。
58回目となる同大会では、県内の54署がA・B・Cの3つの組に分かれてトーナメント戦を行った。同署は緑署、宮前署、青葉署と戦って勝ち進み、決勝で金沢署と対決。先鋒では相手に敗れたものの、その後3連勝して勝ち越し、優勝旗を手にした。
監督を務めたのは交通捜査係の遠藤篤志(ひろし)さん(42)。小学生の頃から剣道を始め、現在5段を有している。「大会の本来の目的は、署員のケガや殉職を防止するために、武道の技術を上げること。今回は1人実力のあるメンバーがいたので、優勝が狙えると思っていた」と振り返る。
練習ではチームの雰囲気が良くなるように、積極的な声かけなどに努めた遠藤さん。ただ相手も同じ警察とあって強敵ばかり。チームのマネジメントには成功したものの、当日はどの順番で選手を出場させるか頭を悩ませ、なんとか勝利した試合もあったという。
「優勝旗を持ち帰った時に署の人が喜んでくれたり、当日観戦に来てくれた署長を胴上げできたのが良い思い出。幸区には優勝メンバーが区民の安全を守っているので、安心して暮らしてほしい」と力を込めた。